金剛界曼荼羅・胎蔵界曼荼羅 2幅

更新日:2012年3月1日

金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)」について

文化財の区分

松山市指定有形文化財(絵画)

指定(登録)年月日

昭和61年7月30日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市高田 光徳院

解説

 この両界曼荼羅は光徳院の什宝(じゅうほう)として、明治13年(1880年)、光徳院第17世・鶴岡行吽(ぎょううん)が高野山金剛峯寺より入手したもので、縦2.55m、横1.77mの掛軸仕立てである。年代・作者は不明であるが、永正年間(1504年~1521年)と安永7年(1778年)に表装修補したとの裏書があり、鎌倉時代後期ころ、14世紀の作と思われる。この曼荼羅は光徳院が潅頂(かんじょう)道場を開き、その儀式に用いられたものといわれている。入念に描かれた優れた作品である。
 両界曼荼羅は金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の2種を合わせた呼称である。前者は仏の智恵の実相を表し、後者は悟りの本来の姿を示したものとされ、両界曼荼羅を統一して理智不二という密教的な世界観を表している。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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