宇和間港建設碑
更新日:2024年9月6日
「宇和間港 建設碑」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(建造物)
指定(登録)年月日
昭和58年5月 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市宇和間(外部サイト) 宇和間地区
解説
宇和間村は、その立地条件から、農産物は全て海岸へ木馬で下ろし小舟で運んでいたが、良港がなく、時化に遭うと小舟を陸に引き上げなければならないなど、不便な生活を送っていた。
弘化元年(1844年)、村役19名は、村をあげて自力で工事を始め、3年を経て良港を完成させた。経費は波止頼母子講を村中で行い、数十年で返済するなど、心身相当な苦労を強いられた。この辛酸と恩謝を永久に忘れることなく、村役19名の名を石に刻んで、碑を建立したという。
碑には、「林房次、金戸民右エ門、向井惣右エ門、木原新右エ門、向井半蔵、脇田吉右エ門、広瀬庄左エ門、児島右エ門、佐藤九良兵衛、汐崎庄右エ門、脇返忠エ門、児玉喜平、岡田治良右エ門、上田平左エ門、井上弥五郎、土山源介、沖野太市、岡田治右エ門、片山太治兵衛」の名が記されている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603