地蔵尊 1体
更新日:2012年3月1日
「地蔵尊」について
文化財の区分
松山市指定有形民俗文化財
指定(登録)年月日
昭和51年3月8日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市枝松四丁目 多聞院
解説
安山岩に陽刻した石地蔵尊像で、右手に錫杖、左手に宝珠を結跏趺(けっかふ)坐像である。高さ80cm・幅63cm・厚さ13cm・像高55cmの半肉彫り、一部線彫りである。
文中3年(1374年)の銘があり、在銘の石地蔵尊では、松山市でいちばん古く重要な文化財である。地蔵尊は大地の恵みを神格化した菩薩で、観音などとともに最も広く親しまれている。平安時代の後期から末法思想がひろまるに伴い、衆生済度の菩薩として諸人に親しまれ、伝統や民間信仰が生まれたが、この地蔵尊については別に伝承もないようである。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603