平形銅剣 1口
更新日:2020年11月17日
「平形銅剣」について
平形銅剣 両面
文化財の区分
松山市指定有形文化財(考古資料)
指定(登録)年月日
令和2年11月17日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市文京町 国立大学法人 愛媛大学
解説
平形銅剣は、弥生時代中期末から後期に製作された武器形の祭器である。その出土は瀬戸内地域に集中し、特に松山平野では城北・道後地区で多く見つかっている。
当該品は、かつて「伝道後樋又出土品として同一地点から出土したと伝わる8口のうち1口であるが、正確な出土地や出土状況は不明である。また、松山市に現存する完形品3口のうち1口である。
この平形銅剣は、松山平野が平形銅剣祭祀の中心地であり、弥生時代の城北・道後地区に稀少な青銅器を手に入れることができる有力者や有力な集団が存在したことを示しており、松山市の歴史を象徴する考古資料として極めて重要である。
【寸法・特徴】
青銅製、全長46.5cm、茎部長1.5cm、峰部最大幅6.5cm、刺状突起の間隔10.3cm、関部6.0cm、重さ392.7g
関部両面に突線
補鋳痕あり
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603