六地蔵の板碑 1基

更新日:2021年5月12日

「六地蔵の板碑(いたび)」について

六地蔵の板碑 1基

文化財の区分

松山市指定有形文化財(建造物)

指定(登録)年月日

昭和38年8月23日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 室町時代後期の永正16年(1519年)に作られたもので、地蔵が2体ずつ3段に合計6体が周囲をゆるやかに彫り込んだ浮き彫りで刻まれている。
 板碑は板石塔婆(はんせきとうば)のことで、鎌倉時代の中期から桃山時代のころまでに一般的に作られたものである。最大のものは地上5.2mから最小のものは40cmまでで、最盛期のものは地上1m内外の物が多い。
 この板碑は、大きさとしては普通といえるが、県下ではただ一つの珍しい逆修塔である。逆修塔はあわただしい世の中において、生存中に自己の死後を供養するために作られたものであるといわれている。
 また、この六地蔵は1519年の作であるのに対し、在銘の六地蔵の最も古いものは明応4年(1495年)であるから六地蔵形式の在銘のものとしては古いものに属するといえるであろう。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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