懸仏 1面
更新日:2012年3月1日
「懸仏 」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(工芸品)
指定(登録)年月日
昭和43年10月 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市長師 真福寺
解説
壁に掛けて拝む懸仏は、当初、神社の御霊代として祀られていた鏡の表に神像や本地仏をあらわしたものである。銅の円板に浮彫りの仏像や台座、光背などの荘厳具を取付け、周囲に覆輪を回し、上部に釣り手環を付けたものが多いが、時代とともに形式にも幾多の変遷がみられる。
真福寺の懸仏は、通常の形態をしたもので、盤径26.0センチメートル、銅の円板の中央に像高12.0センチメートルの仏の正躰があり、左右に蓮華を挿した宝瓶がある。銅板の裏面は木板で、「沙彌■■ 応永九年壬午六月■日 三島七郎 御前 ■■躰」の墨書銘があり、応永9年(1402年)、室町時代前期の作と考えられる。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
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