磐神神社社叢
更新日:2021年5月11日
「磐神神社 社叢 」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和43年2月21日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市門田町(外部サイト) 磐神神社
解説
興居島の門田町小室にある。この神社の森は中予地方島しょ部における代表的な、暖帯海岸の照葉樹林の一つである。この神体の、周囲34m、高さ5mの花崗岩の巨岩を、地元の人々は磐神さまとして信仰してきた。
広さ19.8aほどの林内には、約70種の植物が繁茂しているが、最も多いのはホルトノキ(モガシ、中予地方の方言でシチジョウ)で、高さ20~30mのもの大小合わせて約200本が密生している。その中には根元から幹が10本にも分かれて、巨木となったものや胸高幹周4.5mの木も見られる。その他には、高木のヤブニッケイ・ヤブツバキ・カクレミノ、低木のクスドイゲ・ネズミモチ・ヤブムラサキなど、これら大小の木々にはアケビ・ムベ・キヅタ・オオイタビ・テイカカズラなどがからみつき、一層林内を暗くしている。また下草には当地方では珍しいノシランの群生・シャクの大集落があり、ウバユリ・ヤブラン・ツワブキ・ボタンヅル・ベニシダ・イシカグマ・イノデ・オオバノイノモトソウ・ヤブソテツなどがある。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603