木造宝冠釈迦如来坐像 1躯

更新日:2012年3月1日

「木造宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)坐像」について

木造宝冠釈迦如来坐像 1躯

文化財の区分

松山市指定有形文化財(彫刻)

指定(登録)年月日

昭和50年4月10日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市下難波 大通寺

解説

 この坐像は、大通寺の本堂正面に安置されている。
 頭部の作造の様式が湛慶(たんけい)唐円(とうえん)康俊(こうしゅん)このみの風貌であり、衣文(えもん)は康俊作風である。胴体中央支柱造出し等で鎌倉時代末期の手法がうかがえる。建武年間(1334年~1337年)寺院交流の中で仏師として大きな比重のあった康俊作の仏像を当寺にもとめたものと思われる。
 宝冠釈迦如来は、釈迦が宝冠をつけていた皇太子時代の姿と言われ、本体は江戸時代に金箔・黒漆・群青などの彩色を施されている。坐像の高さは88cm、仏身68cm、宝冠20cm、頭高17cmの総桧材(ひのきざい)の寄木造で、玉眼(ぎょくがん)を用い、胎内は麻布張り黒漆塗りで荘厳(そうごん)を呈している。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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