イブキビャクシン 3本
更新日:2021年5月6日
「イブキビャクシン」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和43年10月25日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市浄瑠璃町(外部サイト) 浄瑠璃寺
解説
四国八十八か所46番札所の浄瑠璃寺境内に3本ある。それぞれの幹囲は、(1)4.8m、(2)3.5m、(3)3.2mで、高さは20m、樹齢は(1)が600年と推定されている。樹勢は、昭和39年(1964年)の台風で、(1)は東向きの大枝が折れて全体が弱っており、(2)は一部の枝折れでやや弱っているが、(3)は旺盛である。
イブキビャクシンは福島県以南の島や海岸、時に低山に自生するが、多くは社寺境内や庭園に植栽される。イブキビャクシンは長寿で巨大となるものがあり、全国的に大きなものは、国指定特別天然記念物の香川県小豆島の宝生院のシンパク(根本周囲約16.6m)、四国中央市の下柏の大柏(根本周囲約14.3m)などがある。
なお、盆栽によく利用されるシンパク(槙柏)はミヤマビャクシン、生垣によく利用される枝がねじれる性質のカイヅカイブキ(貝塚伊吹)はともにイブキの仲間である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603