テイレギ
更新日:2021年5月11日
「テイレギ」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和37年11月5日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市高井町(外部サイト) 高井保存会
解説
テイレギは、和名オオバタネツケバナの松山地方での方言名である。各地の低山、あるいは原野の水湿地や溝などに生える多年生草である。高さ10~20cmぐらい、茎は緑色でやわらかく、基部は地面を這い、やや束生するように見える。全体にほとんど無毛、葉は互生し羽状に分裂して、タネツケバナに酷似していて区別が難しい。オオバタネツケバナは小葉の数が少なく2~5対、頂小葉は特に大きい。春から初夏にかけて白色の小花を総状花序につける。花弁は広いへら形で長さ3.5mmぐらい、雄しべは6本で、うち4本が長い。
高井町のものは、特にピリッと辛味が強く、香りもよいので、刺身のつまに珍重される。年中15度前後の定温に保たれた清流が、独特の風味を生むといわれている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603