怒和島測量図 1枚
更新日:2012年3月1日
「怒和島 測量図」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(歴史資料)
指定(登録)年月日
昭和43年10月 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市元怒和 個人蔵
解説
文化5年(1808年)8月7日、幕府天文方測量御用として伊能忠敬が伊予松山・風早郡の島嶼部を測量した際に作成した地図である。
忠敬以下16人編成の伊能測量隊は、8月5日から11日までの7日間、中島諸島を3班に分けて測量した。一行には受入れ側の松山藩士をはじめ案内人・道具持・村役人などが加わり、総勢は50人余りになった。島方での測量には、御用船75艘を使用し、うち島方が35艘を提供したが、この中で、畑里村の割当てをみると、船が3艘、人夫が延458人であったという。
測量の方法は、磁石で海岸線の方位を正し、縄を引いて距離を測り、曲尺で1歩10間、1間を6尺として地図を作成したことがうかがわれる。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603