鋳鉄燈籠基台 1基
更新日:2012年3月1日
「鋳鉄燈籠基台」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(工芸品)
指定(登録)年月日
昭和40年11月8日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市石手2丁目9-21 石手寺
連絡先:石手寺 (電話番号089-977-0870)
解説
現在の石手寺阿弥陀堂は、むかし本堂であった。室町時代以前は、塔と本堂を対立して建て、本堂の前に1基の燈籠が置かれたといわれる。
阿弥陀堂の正面左側にある燈籠の鉄製の基壇部分に「嘉元4年(1306年)2月安養寺」と陽鋳の記銘がある。この台座のみが当時のものであり、その他の部分は後世の石造春日燈籠で、付け加えたものである。この燈籠基台の銘文は、石手寺を知るうえで、最古の記録として貴重である。石手寺の旧名である安養寺という寺号が出て来る文献は、永禄10年(1567年)の記銘のある河野通宣の「刻板」に刻まれた「豫州安養寺」と、この基台である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
