上怒和の獅子舞
更新日:2012年3月1日
「上怒和の獅子舞」について
文化財の区分
松山市指定無形民俗文化財
指定(登録)年月日
昭和43年10月 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市上怒和 天満神社
解説
上怒和の獅子舞は、中島地域では唯一、伝承されている獅子舞で、天満神社の秋季例大祭に3日間行われる。
獅子頭や胴は普通のものより大きく、2人で操り舞う。雄獅子と雌獅子があり、宮出しには雄獅子を、お旅所では雌獅子をつかう。雄獅子は、(1) 狐が獅子に戯れる、(2) スットコトン(獅子のみ)、(3) トンカトンカ、(4) 芋掘り、(5) トントンチキ(獅子の昼寝)、(6) 狩人(狩人が陣笠を破り、鉄砲・ボンデンを持って出る)、きつね(2匹が出て遊ぶ)。雌獅子は、(1) ドバチキ(獅子の牙磨き)、(2) トンテントン(野荒らし)、(3) 芋掘り、(4) 尻かぶり、(5) 寝る、(6) 狩人、(7) サッサ、(8) おやじ(孫と猿が共に演じる)である。
由来については明確ではないが、江戸時代の末期に宮脇家の先祖が郡中方面から伝えたといわれる。鳴物は太鼓だけであるが、舞姿に勇壮さがあり、愛媛県下でも珍しいものの一つとされている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
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