南宮の戸貝塚

更新日:2021年5月11日

南宮の戸(みなみみやのと)貝塚」について

南宮の戸貝塚

文化財の区分

松山市指定記念物(史跡)

指定(登録)年月日

昭和53年7月10日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 櫛玉比売命神社に続く丘の南方を「南宮(みなみみや)の戸」と呼ぶ。
 畑の一部、地表約1mの深さのところから淡水産の貝(シジミ・タニシ・カワニナ等)・海産の貝(アサリ・イタヤガイ・オキシジミ・ヘナタリ・サザエ・キシャゴ・ハマグリ・マテガイ等)、20種類に及ぶ貝殻とともに猪・鹿の骨・石鏃・土錐・石包丁などが発見された。
 土器類としては、(くび)、腹に数条の凸帯のある阿方式土器片が出土され、上下凸帯間の胴にヘラや木の葉連続紋のある土器も発見された。その他貝殻復縁を押つけて、点線状に木葉文をあらわしたものが見られた。これは古代の文化伝達経路を知る重大な手がかりの一つとなるものである。
 ここに貝塚があることによって、狩猟時代に早くも、風早の地に人間が住み着いた場所が、この辺りであることを示している。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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