平形銅剣 2口
更新日:2019年12月24日
「平形銅剣」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(考古資料)
指定(登録)年月日
昭和57年4月13日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市南斎院町 松山市
解説
湯山の檜垣家に旧蔵されていた、8口の平形銅剣のうちの2口である。出土地は松山市道後樋又とされているが、正確な出土地も、その出土状況も不明である。一説には松山市上一万出土ではと主張する人もいる。ここでは古くからいわれているので、「伝樋又出土」としておきたい。
この2口の平形銅剣と一緒に出土したとされるものに、西条市丹原町福岡八幡神社、西条市石鎚神社、愛媛大学蔵の平形銅剣がある。
市指定の2口の平形銅剣は、鋒部が大きく膨らんでおり、衰退期直前の典型的な武器形祭器で、平形銅剣2B類に分類されている。時期的には弥生時代中期末から後期初頭にかけてのものであろう。
- 全長45.5cm・身長43.5cm・刃部幅5.7~4.9cm・突刺間幅5.3cm・関幅5.3cm・重さ397g
- 全長45.9cm・身長44.0cm・刃部幅6.8~5.3cm・突刺間幅6.0cm・関幅6.0cm・重さ386g
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
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