いすの木 1本

更新日:2021年5月11日

「いすの木 1本」について

いすの木

文化財の区分

松山市指定天然記念物

指定(登録)年月日

昭和37年11月5日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 いすの木は、さして珍しい木ではないが、これほど大きいのは珍しい。この木は、樹高9m、胸高幹周3.9m、根回り3.4m、地上1.7mで6本の大枝に分かれ傘状となる。葉や枝にイチジク状の虫えい(虫こぶ)ができて、長さ4~5cmにもなり、その中の幼虫が成虫になって出たあとの穴に、風があたるとヒョウヒョウと鳴る。その音色から、別名ヒョンノキともいう。子供はこれを笛がわりに吹いて遊ぶこともあった。
 いすの木の虫えいは、イスオオムネアブラムシまたはイスコムネアブラムシが葉に寄生し、葉が異常発育するためにできる。前者の虫の虫えいはイチジクの実くらい、後者のものは大豆くらいの大きさである。近年は、このいすの木の虫えいも、イチジク形の大きなものがほとんどなくなっており、小さい球状のものが多いようである。虫えいを作る虫の種類が変わってきたからであろう。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

市指定文化財

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

サブナビゲーションここまで