宮内伊予柑母樹 1本
更新日:2021年5月6日
「宮内伊予柑 母樹」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和52年3月25日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市平田町(外部サイト) 個人所有
解説
ミヤウチイヨカンは昭和30年(1955年)に、宮内義正氏が経営しているミカン園のイヨカンの1株の中、1枝から発見し、この枝を元に、接木によって苗木の育成を行い、栽培に努力した結果、非常に優良な形質を持つ芽条変異であることがわかった。その後さらに愛媛県果樹試験場および温泉青果農業協同組合の調査によっても、その優秀性が確認されたので、昭和41年(1966年)には「宮内伊予柑」として農林省に種苗登録がなされ、全国的に注目されるようになった。その特性は、在来の伊予柑に比して、豊産である、隔年結果が少ない、20日ぐらい早く熟成する、結実が多い、果実は大きい、果肉はやわらかく果汁も多い、また果皮は薄く濃い橙色で光沢があり美しい、さらに種子の数も少ないなどである。
宮内伊予柑は、愛媛県内はもちろん、他県の各地でも栽培され、好評を博している。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603