おがたまのき 1本
更新日:2021年5月6日
「おがたまのき」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和56年10月20日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市東石井町(外部サイト) 城山神社
解説
この「おがたまのき」は、東石井町の城山神社(縦渕城跡)境内にある。根回り2.25m、胸高幹周1.15m、樹高13m、枝張りは南南東へ8m、南西へ8mである。北方の枝は、隣地の建物の障害となるため切られている。樹齢は100年以上といわれるが、樹勢はきわめて旺盛である。花は3~4月、無数に咲き見事である。モクレン科植物としては花は小さく、径わずかに3~4cm、花弁、がく片ともに6枚で白色、果実は集合果で5~10cm、秋に熟し、種子は仮種皮が赤くなる。
和名の「おがたまのき」は、招霊(おきたま)の転化したもので、この木の枝を神前に供えて神霊を招き祈ることから、「おがたま」と名がついたという説がある。この木は本来暖帯南部から亜熱帯に自生し、高木となる。したがって本県での自生はきわめてまれで、この神社境内のものも植栽である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603