ナンジャモンジャの木 2本
更新日:2021年5月6日
「ナンジャモンジャの木」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和51年3月8日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市丸之内(外部サイト) 東雲神社
解説
この木は、普通見なれないことから、「ナンジャモンジャの木」といわれるが、正しい植物名ではない。東雲神社境内に2株あり、大正末年ごろ篤志家により寄進、植栽されたものである。大きい方は高さ12mで雌株、小さい方は高さ9mで雄株である。5月に無数の小白花が満開となり、雪がかかっているように見事である。和名のヒトツバタゴは「一葉タゴ」の意で、タゴとはトネリコの一名である。モクセイ科のトネリコは羽状複葉であるが、本種は複葉ではなく1枚の単葉なので、「一葉トネリコ」即ちヒトツバタゴである。またナンジャモンジャは、その他に見られない木、つまり「なんていうもんじゃ…」から名付けたともいわれている。本州中部の木曽川流域と長崎県の対馬とだけに自生の、特異分布を示す植物である。
なお「なんじゃもんじゃ」という名は地方によって他の木、例えば千葉県ではクスノキを、筑波山ではアブラチャンをこの名で呼んでいる。
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