掛仏　1面

松山市指定有形文化財（工芸品）

昭和38年11月1日　指定

松山市石手2丁目9-21　石手寺
連絡先：石手寺　（電話番号089-977-0870）

　当初の掛仏は、従来神社の御零代として祀られていた鏡の表に神像や本地仏をあらわしたものである。掛仏は、銅の円板に浮彫りの仏像や台座、光背などの装厳具をとりつけ、周囲に覆輪を回し、上部に釣り手環をつけたものが多いが、時代とともに形式にも幾多の変遷がみられる。
　この掛仏は、応永22年（1415年）の年紀があるもので、この時代の形式、信仰を知る上で極めて貴重なものである。