イブキビャクシンの自然林
更新日:2021年5月6日
「イブキビャクシンの自然林」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和38年2月16日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市上難波(外部サイト) 恵良神社
解説
今日もまた 恵良の空や 稲光 花叟
風早平野の北を限り腰折山と並んで烏帽子の形に似た
この恵良山の八合目、通称「崖」の下段から上一帯の安山岩地帯をおおって約1haにわたり、この地方には珍しいイブキビャクシンの自然林を形成している。それら樹幹の大きさは根回り1m~1.5m前後のものが多く、総立木数は、150株に及んでいる。しかも山の東南の崖上に見られる最大のものは根回り4.1mあり、目通りの高さから数本の巨枝を分かち、更に枝葉を茂らせて樹齢は約600年と思われる。
この地方では、古くからイブキビャクシンは水分をよく保存する植物として大切にせられ、また河野一族がここに居城を構えるにあたっても防風林として保護し伐採を禁じたため、山麓の住民は地下水に不足しないと伝えられている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603