にっぽんたちばな 2本
更新日:2021年5月11日
「にっぽんたちばな」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和42年5月24日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市北立花町(外部サイト) 井手神社
解説
「にっぽんたちばな」は、日本固有種で和歌山県、山口県、四国、九州の海岸に近い山地にまれに自生している。みかん科の常緑の小高木で、大木でも4m程度である。井手神社本殿北西にあった木は樹高7m、胸高幹周80cmの大木であったが、幹部が枯死し、現在神社境内には、この原木と同一遺伝子を持った個体が2本残っている。別名ヤマトタチバナ、また単にタチバナともいう。本県での自生は極めて少なく、南予地方に1、2ヵ所知られているにすぎない。天然記念物に指定されているタチバナは他にもあるが、皆植栽のものである。
なお、タチバナがよく神社などに植えられているのは、有名な京都御所の紫宸殿にある、「右近の橘」にあやかって植えられたものである。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603