かいなご古墳出土遺物 一括
更新日:2012年3月1日
「かいなご古墳出土遺物」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(考古資料)
指定(登録)年月日
昭和48年8月19日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市南斎院町 松山市教育委員会
解説
かいなご古墳は、松山平野東部の平井町谷之内に所在している。周辺には北久米・丸山・山田池・大谷池・芝之峠・今吉・観音寺山等の古墳群が点在している。昭和47年(1972年)3月から4月にかけて調査を行った。
1号墳は、丘陵部の尾根を利用して造られたもので、墳丘高2.1m、一辺13.2m×10.5mの方墳である。
主体部の形態は、両袖式の横穴式石室で、石室全長604cm、羨道部の長さ364cm、玄門基底部の幅110cm、玄室内棺床面幅80cm、天井高さ130cm~190cmである。
- 1号墳出土遺物 銅鏡(径7cm・厚0.153cm・
鈕 の径1.1cm・鈕高0.55cm・重量23.9g・文様不明)1・金環2・坏2・杯蓋1・鉄器1
2号墳も尾根を利用し造られたものであり、墳丘高1.3m・直径9mの円墳である。主体部の形態は無袖の横穴式石室で、玄室の長さ2.6m、玄室床面幅1.25m、天井高1.4mである。
- 2号墳出土遺物 装身具(勾玉1・管玉10・丸玉28・棗玉1・切子玉1)
横瓮 1・提瓶 1・高坏1・有蓋坏2・坏1・壺1・甕1
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
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