オオムラサキ 1本
更新日:2021年5月6日
「オオムラサキ」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和49年6月14日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市久万ノ台(外部サイト) 成願寺
解説
この木の高さは4.1mであるが、枝は円形傘状に張り出し、その周囲は24m、樹勢は旺盛で、県内最大のものといわれている。
オオムラサキは自然生のものはなく、主に庭園・公園に植えられている常緑低木のツツジである。高さは普通1~2mぐらいで、下部から多く分枝し、株全体の形は丸味をおびている。葉は狭長だ円形で長さ6~9cm、幅10~15mm、枝の先に集まって着き、革質で毛がある。花は5月上旬、枝先に紅紫色の漏斗状のものを2~3個つける。花冠は大きく、径約10cmで5裂し、雄しべは10本、雌しべは1本である。このツツジは、元来の独立種ではなく、奄美大島、琉球列島などに自生しているリュウキュウツツジとケラマツツジが交配したものであるという説もある。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603