獣形木製柄頭
更新日:2012年3月1日
「獣形木製柄頭 」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(考古資料)
指定(登録)年月日
平成21年2月10日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市南斎院町 松山市教育委員会
解説
玉杖など儀器の基部と考えられ、キツネ様の獣を象った木彫品で、柄の部分は欠損している。全体に黒漆を塗り、薬研彫りで直弧文風の文様を描く。文様のなかには朱漆と思われる赤色が残る。他の共伴品からみて、祭祀に関連して使用されたものとみられる。獣を表現した古墳時代の玉杖柄頭の漆塗工芸品は、全国的に例も乏しく本市においても唯一の稀品であり、古墳時代の祭祀と工芸技術を知るうえで貴重な資料である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603