太山寺の納札 3枚
更新日:2024年9月6日
「太山寺の納札 」について
文化財の区分
松山市指定有形民俗文化財
指定(登録)年月日
昭和42年5月24日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市太山寺町 太山寺
解説
四国遍路では、札所巡拝のとき、住所、氏名、年月日等を記した納札を札所寺院に奉納して廻る。これを「札を打つ」という。現在は紙札を納めて廻るが、昔は板札であった。また、銅板納札が所蔵されている。
- 嘉吉三年(1443年)十二月十八日死去区剋、享徳四年(1455年)□月□日死去未剋
- 奉納七ヶ所遍路同行五人、承応□年(1652年~1655年)二月吉日
- 奉納七ヶ所遍路同行二人、明暦三年(1657年)酉二月吉祥日
1. は位牌型の板に年紀が併記されてあり、位牌と考えられる。
2. 、3.は、7か所参りの遺品である。右側3か所、左側2か所に紐通し穴と見られる穴があるので、札挟みと判断される。位牌、納札を挟み所持した四国遍路の遺品で、歴史的にも古く、数少ない資料で貴重な文化財といえる。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
