太山寺の納札 3枚

更新日:2012年3月1日

「太山寺の納札(のうさつ)」について

太山寺の納札 3枚

文化財の区分

松山市指定有形民俗文化財

指定(登録)年月日

昭和42年5月24日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市太山寺町 太山寺

解説

 四国遍路では、札所巡拝のとき、住所、氏名、年月日等を記した納札を札所寺院に奉納して廻る。これを「札を打つ」という。現在は紙札を納めて廻るが、昔は板札であった。また、銅板納札が所蔵されている。

  1. 嘉吉三年(1443年)十二月十八日死去区剋、享徳四年(1455年)□月□日死去未剋
  2. 奉納七ヶ所遍路同行五人、承応□年(1652年~1654年)二月吉日
  3. 奉納七ヶ所遍路同行二人、明暦三年(1657年)酉二月吉祥日

1. は位牌型の板に年紀が併記されてあり、位牌と考えられる。
2. 、3.は、7か所参りの遺品である。右側3か所、左側2か所に紐通し穴と見られる穴があるので、札挟みと判断される。位牌、納札を挟み所持した四国遍路の遺品で、歴史的にも古く、数少ない資料で貴重な文化財といえる。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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