僧都碑 1基

更新日:2021年5月12日

僧都碑(そうずひ)」について

僧都碑 1基

文化財の区分

松山市指定有形文化財(建造物)

指定(登録)年月日

昭和58年5月 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 この碑は安山岩製で、高さ180センチメートル、幅50センチメートル、厚さ30センチメートル、「一見阿字 五送消滅 (梵字)奉供養権大僧都大阿■梨■眞證位 眞言得果 即身成佛」と記されている。享保10年(1725年)の建立と伝えられる。
 福岡県筑紫郡の山寺の僧・眞證は、京都東本願寺の学僧となり、苦節20年、大僧都の位を受けたが、故郷へ錦を飾る帰途、斎灘で時化に遭い、大僧都の証(七条と緋法衣)を失った。小浜村の小者がこれを拾得し、いくら懇願しても返還せず、眞證は享保6年(1721年)旧7月16日池尻の西端稲ケ崎で投身自殺をした。
 以来、小浜村の小者には不幸が続き、拾得物を焼却したところ煙が僧都の形になって天に昇った。小者の家は断絶し、小浜村に火災が続くので、村人は享保10年(1725年)、村の中央へ碑を建て、毎年、法要と霊を弔うための仮装踊りを始めた。以後、村の火災が止み、平穏な里となったという。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

市指定文化財

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

サブナビゲーションここまで