吉田蔵澤の墓 1基

更新日:2021年5月11日

吉田蔵澤(よしだぞうたく)の墓」について

吉田蔵澤の墓

文化財の区分

松山市指定記念物(史跡)

指定(登録)年月日

昭和45年5月18日 指定

所在地及び所有者(管理者)

解説

 吉田蔵澤(1722年~1802年)は松山藩士で、南画家として高名である。名を良香、通称を久大夫、号を蔵沢、他に豫章人・翠蘭亭・酔桃館・白雪など別号も多い。好学の士であって、『康煕字典(こうぎじてん)』を購入して愛用するほど熱心であった。家禄は250石で、彼に関する逸話は『却睡草(まざまぐさ)』・『垂憲録拾遺』等に採り上げられている。彼は剛毅果断かつ積極性に富み、松山藩松平7代藩主定功の時、抜擢され代官となった。彼は職務に精励し、また民衆との接触につとめ、彼らの生活状況を尋ね、民情に通じたので、優れた藩吏としてその名をしられるに至った。彼の言葉によると、藩吏は民衆の犠牲にならなければならないと主張し、不正を取り締まったので、姦悪な吏員は姿を消したという。
 彼は南画家として活躍し、特に墨竹画においては、その技術は神技に入ると激称された。享和2年(1802年)に81歳で逝去し、大法寺に葬られた。近年、蔵澤は池大雅、与謝蕪村と並び賞されるようになった。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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