ソテツ 1本
更新日:2024年9月6日
「ソテツ」について
文化財の区分
松山市指定天然記念物
指定(登録)年月日
昭和43年10月25日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市平井町(外部サイト) 個人所有
解説
平井町にあるこのソテツは、文化年間(1804年~1818年)ごろに植えられたといわれている。むかし、この地には天狗がいて、音右衛門という人が、この地に人が住めることを確認し、開拓に成功したので、歓喜天を祀りソテツを植えたという伝承がある。
ソテツは雌雄異株であるが、この株は雌で、結実する。根回り2.3m、目通り周囲2m、地上2mのところから四方に枝を張る1本立ちの大木であったが、幹部が腐朽し、現在は幹部の周囲から分岐した新たな枝が多数見られる。
ソテツは本来、亜熱帯性のもので、日本では宮崎、鹿児島、沖縄県に自生があるが、その他は植栽のものである。ソテツは時に結実することがあるが、それは雄株の花粉が風によって飛んできて、受粉するのであって、いわゆる風媒花植物である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
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