層塔 1基
更新日:2021年5月12日
「層塔」について
文化財の区分
松山市指定有形文化財(建造物)
指定(登録)年月日
昭和43年10月25日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市浄瑠璃町(外部サイト) 八坂寺
解説
一般には石造の供養塔を石塔と呼ぶが、狭義には石塔すなわち層塔である。屋根が幾層にもなっているので多層塔、多重塔ともいわれ、3重、5重、7重、9重、13重など、奇数につくられる。
朝鮮半島の影響を受けたもので、死者の菩提をとむらい、造立者が作善の功徳をうけようと舎利、経典、仏像を奉安したものであるといわれる。
この層塔は、総高2.7m、安山岩製で鎌倉時代末期のものといわれている。
現在は6重になっているが、当初は9重層塔と推定されている。
地方色豊かな塔で、最下段の背面に納入品を納める穴のあることが特色である。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
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