令和7年6月6日「令和7年6月定例市議会補正予算案等」についてほか

更新日:2025年6月9日

※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。

  • 日時:令和7年6月6日(金曜日) 午前11時から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:11人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/zaisei/yosan/R706hosei.html)

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202506/1496512025052014.html)

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202506/14965120250522172.html)

議題

  • 令和7年6月定例市議会補正予算案等について
  • 「こども本の森 松山」オープン日と安藤忠雄さんの記念講演について

会見要旨

 本日の議題2件について説明します。
 まず本日6月定例会の招集告示を行いましたので、提出を予定している議案に関し、補正予算案の主要事業についてです。今回の補正予算は物価高騰に対応し、子育て支援を充実させるほか、地域経済を一層活性化したいと考えています。また防災・減災対策を引き続き全力で推し進めるとともに、農業の振興などに取り組みます。
 まず子育て支援の充実です。食料品などの価格が高くなり、影響を受けている子育て世帯を支えるため、18歳以下の子ども1人当たり5千円分のおこめ券を配ります。市内のスーパーほかで使え、発行にかかる経費を差し引いた4,400円分のお米などを購入できます。対象は令和7年6月1日に松山市に住民登録があり、高校生の年代までの子どもがいる世帯と、令和7年度末までに子どもが生まれた世帯約4万5千世帯で、子どもの数は約7万5千人を見込んでいます。手続きなしのプッシュ型で、できるだけ速やかにお届けし、子どもの健やかな成長を応援します。
 次に地域経済の活性化です。国の交付金を生かし、集客や文化発信の拠点になる施設をロープウェー商店街に整備する費用を補助します。具体的には、地域の工芸品やアートなどを展示や販売と、体験型コンテンツを提供するミュージアムの整備を後押しして、まちの魅力や回遊性を高め、中心市街地を活性化します。また松山空港の国際線は、上海線の運航が7月3日(木曜日)から再開を予定しています。引き続き県と連携し、航空会社や旅行会社を支援するほか、松山空港と道後などを結ぶ無料の送迎バスを運行するなど国際線の利用を促し、一層誘客します。
 次に防災・減災対策の推進は、災害が発生した際、住宅などの被害認定調査をDXで効率化し、罹災証明書を発行するまでの時間をさらに短くして被災後の早期の生活再建につなげます。また県内市町が共同でこのシステムを調達して共通化し、災害時の相互応援体制を強化します。加えて避難所の開設や避難者の受け入れを円滑にするため、令和6年度に避難所開設・初動対応プログラムを作成したのを生かし、自主防災組織で実践的な訓練を行います。
 次に農業の振興です。農業の生産性を高めたり、作業を省力化する機械の導入を支援するほか、薬剤を散布するドローンを購入する費用を補助し、農業のDXを一層推し進めます。
 そのほか来年令和8年8月に松山市でオールスター競輪が開催されるのに向け、機運を高め、160億円の車券売上を目指し、市の内外に広く発信するためさまざまな手段で広報し、イベントを実施するほか、効果的な運営に向け準備を進めます。また文化財保護法の趣旨に沿って、所有者から寄附を受けた国の重要文化財「渡部家住宅」を適切に保存しながら一般に公開し、地域の文化振興に生かすとともに、文化財に親しみ、保護する意識を高めます。
 以上の補正予算のほか議案書の別号議案関係で、夏目漱石と正岡子規がともに暮らし、文学のまち、俳都松山を象徴する愚陀佛庵を整備するため、その設置や管理を定める条例の制定にかかる議案などを提出する予定です。

 次に「こども本の森 松山」についてです。 
 世界的に有名な建築家、安藤忠雄さんから松山市に「自身が設計した坂の上の雲ミュージアムに、『こども本の森』を整備して寄付したい」と提案をいただき、令和5年1月に安藤忠雄建築研究所と協定を結び、令和6年4月から増築工事を開始しました。建物は令和7年3月31日に完成し松山市に引き渡され、現在、利用開始に向けて準備は順調に進んでおり、子どもたちが夏休み期間中の7月28日(月曜日)にオープンします。
 当日は午前10時から安藤さんや関係者の皆さんとオープニングセレモニーと内覧会を行い、午後から一般の方の利用を開始します。絵本や物語、図鑑や写真集をはじめ、子どもから大人まで楽しめる本を置き、安藤さんが設計した創造力あふれる空間の中で本に親しんでもらいたいと考えています。
 利用は他市の「こども本の森」を参考に、1回90分の利用で、事前予約と当日枠を設けます。定員は合わせて30名、入室は無料です。ホームページ内に7月中旬の予約開始予定で、専用予約サイトを準備中で、詳しくは決まり次第お知らせします。
 そして前日の7月27日(日曜日)午後3時から安藤忠雄さんの記念講演「松山を日本一に」を開催します。独学で建築を学び、国の内外で数々の賞を受賞されている安藤さんのこれまでの活動をはじめ、「こども本の森」や松山に込めた思いなどを語っていただきます。参加は無料で定員は500名、本日6月6日(金曜日)から申し込みを開始します。往復はがきに必要事項を記入し、7月4日(金曜日)までに坂の上の雲ミュージアムへお送りください。応募多数の場合は抽選です。
 また市民の皆さんに「こども本の森 松山」を知ってもらい、機運を高めるため、6月15日(日曜日)に「こども本の森 松山」カウントダウンイベント「ことばであそぼう!~田丸雅智さんといっしょに~」を実施します。坊っちゃん文学賞の審査員長で、松山市出身のショートショート作家、田丸雅智さんを講師に迎え、講話とワークショップを行います。田丸さんが幼い頃から親しんでいた絵本との関わりや、作家としての創作活動など子どもたちが本に親しむきっかけになるお話をしていただいた後、親子で文章を書くコツを教えてもらいながら、リレー小説の形式でことばをつないで一つの物語を作ります。
 子どもたちがさまざまな本と出会い、未来への夢や希望をふくらませ、「なりたい自分」を見つけられる、「お気に入りの場所」となるよう引き続き7月28日(月曜日)のオープンに向け、準備を進めます。
 説明は以上です。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

秘書課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館3階

本文ここまで

サブナビゲーションここから

記者会見

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

サブナビゲーションここまで