令和7年12月23日「松山市火災予防条例の一部改正」について

更新日:2025年12月24日

※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。

  • 日時:令和7年12月23日(火曜日) 午前11時から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:15人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202512/rinnyaksaityuuihouke.html)

議題

  • 松山市火災予防条例の一部改正について

会見要旨

 それでは本日の議題、松山市火災予防条例の一部改正について説明します。今年2月26日に発生した岩手県大船渡市の林野火災を受けて、国は林野火災に関し、警報や注意報を的確に発令して予防の実効性を高める必要があるとしました。国の通知を基に、松山市では先の議会で松山市火災予防条例の改正を承認いただき、本日関係規則の改正と合わせ公布し、来年の1月1日から施行します。
 変更の内容は、「林野火災の予防を目的とした火災に関する警報」と「林野火災に関する注意報」を新しく設けます。一つは林野火災を予防する上で危険な気象状況にあるときは、市が「林野火災の予防を目的とした火災に関する警報」を発令でき、警報が解除されるまでの間、火遊びやたき火など火の使用制限に従うよう義務付けられます。またその対象になる区域と期間を指定できます。もう一つは林野火災を予防するため注意が必要な気象状況であるときは、市が「林野火災に関する注意報」を発令でき、注意報が解除されるまでの間、火遊びやたき火など火の使用制限に努めなければならないことになります。またその対象になる区域と期間を指定できます。
 発令の基準は警報、注意報ともに国から発令指標の設定例が示されているとおり次の条件に該当するときです。(1)前3日間の合計降水量が1mm以下かつ前30日間の合計降水量が30mm以下の場合、または(2)前3日間の合計降水量が1mm以下かつ乾燥注意報が発表されている場合に注意報を、(1)や(2)に合わせて強風注意報が発表されている場合に警報を発令します。区域を指定する場合は、国から指定の方法が例示されているとおり森林法第5条により、都道府県知事が作成する地域森林計画の対象となる森林とその周囲1キロメートルの範囲で、指定する区域の表し方は町名称単位です。
 具体的に制限される火の使用は、山林や原野などで火入れをしないこと、煙火いわゆる花火を消費しないこと、屋外で火遊びやたき火をしないこと、屋外で引火性または爆発性の物品やその他の可燃物の付近で喫煙をしないこと、山林や原野などの場所で火災が発生するおそれが大きいと認め、指定した区域内で喫煙しないこと、たばこの吸殻を含み残火、取灰または火粉を始末することです。発令の対象期間は通年です。発令時は速やかに報道機関の皆さんをはじめ、松山市のホームページ、公式SNS、まつやま防災メール、防災行政無線、消防車両での広報などで市民の皆さんに周知します。

 さて今年も残すところあと8日になりました。報道の皆さんには今年も1年、大変お世話になりました。今年1年を振り返ってみますと、今年は松山市と北条市、中島町が合併し、新松山市が誕生して20年の節目の年で、第7次松山市総合計画が4月からスタートしました。
 少子化対策と子育て環境の充実では、子どもを持ちたい夫婦の経済的な負担を減らせるよう愛媛県と連携し、出産世帯応援事業の年齢や所得制限をなくし、父母ともに35歳以下の世帯には補助上限を引き上げました。8月には食料品などの物価が高くなり、影響を受けている子育て世帯を支えるため、18歳以下の子どもがいる世帯におこめ券を配布しました。加えて10月から国の令和8年度の本格実施に先駆け、全ての子どもの育ちを応援し、生み育てやすい環境をつくるため、こども誰でも通園制度を開始しています。保護者の方から、「利用してから子どものできることが増えた」「短い時間でも預かってもらえ、リフレッシュできた」と好評です。教育分野では、授業と校務の2つの教育DXに取り組んでいるのが評価され、教育DX推進自治体表彰2024を受賞しました。また不登校や不登校傾向にある生徒が、安心して過ごせる居場所、校内サポートルームを松山市独自で中学校12校に設け、学習や相談など支援しています。
 交通の利便性向上とまちの賑わい創出では、世界的建築家の安藤忠雄さんから寄贈いただき、こども本の森 松山を7月にオープンし、11月に利用者1万人を達成しました。子どもたちが、なりたい自分を見つけられる、お気に入りの場所になるよう運営していきます。また坊っちゃんスタジアムは開場25周年を迎え、プロ野球の公式戦をはじめ、WBC優勝監督の栗山英樹さんの特別講演やプレミアム野球教室など、さまざまな催しで節目の年を盛り上げました。
 松山市駅前は市内電車の電停と線路の移設工事が完了し、8月から新しい電停の利用が開始され、郊外電車と市内電車の乗り場が近くなり、乗り継ぎが便利になりました。JR松山駅周辺は駅西側や東西をつなぐ幹線道路を整備するなど、土地区画整理を全力で進めています。また西口駅前広場や路面電車の引き込み工事の設計に着手するほか、交通事業者と連携しバスタプロジェクトを推し進めるなど、交通拠点の機能強化に取り組んでいます。県都の陸の玄関口として楽しさやにぎわいに満ちたエリアになるよう、着実に事業を進めます。 
 経済の活性化と雇用環境の整備は、道後温泉地区で10月から「蜷川実花 with EIM × 道後温泉 DOGO ART」を開催中です。令和9年2月末までのロングランです。道後温泉本館の歴史的な価値、文化的な価値に加え、他の温泉地にはない、道後温泉の新しい観光資源になったアートを生かし、松山の魅力を全国へ発信し、これまで以上に松山ファンを増やし、誘客を進めていきます。
 大阪・関西万博では、大阪観光局と全国の温泉地や西日本の自治体などとブースを出展するほか、ステージイベントに参加し、松山観光の魅力を世界に発信しました。道後温泉の足湯体験ブースは大変好評でした。また松山圏域3市3町と広島広域都市圏で連携協定を締結し、産業や観光、地域の振興などで相乗効果を生み出すよう取り組むほか、12月には仙台市、岐阜市と松山市の3市で、山城夜景という共通項をきっかけに、日本三大山城夜景を宣言しました。市内企業と市外のスタートアップ企業とのマッチング支援で、だんだんイノベーションラボを新設しました。新しいアイデアや高度な技術で事業を創り出し、地域経済の活性化を目指します。
 安全・安心で持続可能なまちづくりは、防災で全国初の全世代型防災教育などが評価され、第11回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)で、最高位の内閣総理大臣賞を受賞しました。また地域の交流の場で避難所にもなる公民館で、立て替えを予定している施設を除き、3階建て以上の全てでエレベーターの整備が完了したほか、10月に大規模災害に備え、トイレカーを導入しました。環境では、四国で初めて下水汚泥固形燃料化施設が西部浄化センターに完成し、10月から稼働を開始しました。市内で発生する下水汚泥を全て固形燃料化でき、リサイクル率は100%になります。
 松山市のブランドスローガン「幸せになろう。」をPRする動画が、地域プロモーションアワード2025で、全国153作品の応募の中から最高賞のふるさと動画大賞を受賞しました。
 これからも幸せといえば松山と誇れるまちを目指し、「現地・現場」を大切に、「市民目線」を大切に、一人でも多くの人が笑顔になれるよう、一所懸命取り組みます。市民の皆さんには、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染予防をお願いし、記者の皆さんも年末年始、何かとお忙しいかと思いますが、ご家族ともどもよい新春をお迎えください。 
 説明は以上です。

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