令和6年7月30日「松山城関連施設と登城道の再開」について

更新日:2024年7月31日

※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。

  • 日時:令和6年7月30日(火曜日) 午後0時45分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:13人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202407/matsuyamacastle_open.html)

議題

  • 松山城関連施設と登城道の再開について

会見要旨

 松山城関連施設と登城道の再開について説明します。
 まず二之丸史跡庭園は施設などの点検が完了し、本日から営業を再開しています。
 次に松山城は、石垣付近の影響に関し7月22日(月曜日)からボーリング調査を開始し、27日(土曜日)に完了、29日(月曜日)に調査結果が委託事業者から提出され、石垣付近の地質にすべり面は確認されませんでした。また25日(木曜日)から天守本壇の東側の石垣付近に、傾斜変動を把握するため地盤傾斜計を設置し、24時間監視で挙動確認をしています。現時点で異変を示す警告はない状況です。地盤傾斜計は当面の間、設置する予定です。加えて26日(金曜日)に石垣のレーザー測量を実施し、29日(月曜日)に調査結果が委託事業者から提出されました。過去に実施していた測量データと比較して、変わりがないことを確認できています。
 こうした調査結果で石垣などに異常は確認されず、さらに専門的な知見から意見を頂くため、愛媛大学名誉教授で地盤工学の専門家である矢田部 龍一先生に調査結果を評価いただきました。「斜面崩落のときに表れるすべり面は確認されなかったこと、レーザー調査の結果、過去に実施していた測量データと比較して石垣に変状がなったこと、石垣が基岩に着岩していることが想定されることから異常は確認されなかった」とご意見を頂いています。また電気設備は仮移設が完了し、排水設備も応急対応が終了しています。
 これらの調査結果などから、明日7月31日(水曜日)から松山城天守、松山城山ロープウェイ・リフト、喜与町駐車場の営業を再開し、東雲口登城道、小町口登城道、黒門口登城道、県庁裏登城道の四つの登城道の通行止めを解除します。
 一方、天守本壇の東側エリアは、崩落場所に近接する石垣付近に地盤傾斜計を設置して24時間監視を行っており、来場者などが近隣を通行すると監視に影響が出ることも想定され、立入禁止を継続します。また本丸広場の下にある通路は、艮門脇の歩行者用通路に高圧電線を仮移設しており来場者を近づけない対応が必要で、緊急車両道路の通行禁止を継続します。ご協力をお願いします。
 松山城にお越しいただく皆さんが安全・安心に利用できるよう、引き続き対応していきます。
 説明は以上です。

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