令和6年1月23日「坂の上の雲ミュージアム第17回企画展テーマ展示『坂の上の雲』にみる明治の最先端-近代化への道-」についてほか

更新日:2024年1月24日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和6年1月23日(火曜日) 午前10時15分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:13人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202401/chinageouenHP.html)

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202401/yodoshisho_iten.html)

議題

  • 「坂の上の雲ミュージアム第17回企画展テーマ展示『坂の上の雲』にみる明治の最先端-近代化への道-」について
  • 「松山市賃上げ応援奨励金」について
  • 「余土支所の移転と開所式」について

会見要旨

 それでは本日の議題3件について説明します。
 まず、坂の上の雲ミュージアム第17回企画展テーマ展示「『坂の上の雲』にみる明治の最先端-近代化への道-」です。
 坂の上の雲ミュージアムは開館16年を迎え、これまで市民の皆さんをはじめ、県の内外からたくさんの方にお越しいただき、去年6月に来館200万人に達しました。設計は世界的な建築家 安藤忠雄氏で、成長するミュージアムとして毎年、新しいテーマで企画展を実施し、『坂の上の雲』の作品の世界を紹介してきました。
 17回目の企画展は近代国家として歩み出した“明治日本”の最先端技術にスポットを当て、来月2月20日(火曜日)から開催します。明治時代の人々が西洋諸国の最先端の科学技術に触れ、その好奇心や探求心が国家を成長させていく様子を主人公や登場人物の視点や体験を通して描き出します。
 展示は三つのコーナー、「列島をかける情報」「時代を切り拓くみち」「モノづくりの現場」を中心に展開します。「列島をかける情報」は、日露戦争で日本海海戦に勝利する要因となった情報通信と天気予報の最新技術に焦点を当てます。「時代を切り拓くみち」は、秋山好古、真之兄弟や正岡子規など明治の若者たちが、明日への希望を抱いて乗り込んだ汽船や汽車の発展の足跡を紹介します。「モノづくりの現場」は、急速な近代化を支えた工場や造船所をはじめ国内で産出した 資源を取り上げ、“明治日本”の技術力に迫ります。
 展示資料は、日本で初めて開業した鉄道駅の一つ新橋駅で実際に敷かれていたレールや、明治時代の気象観測で使われていた機器類、日本海海戦当日の天気予報を担当した岡田武松の書、近代工学の発展に大きく寄与した横須賀造船所の絵図などで、いずれも『坂の上の雲』に描かれた「明治の最先端」をほうふつさせる貴重な資料です。
 そして明治初期に釣島灯台で記録された日誌類を初めて公開します。これは釣島灯台の付属資料として、先週1月19日(金曜日)に国の重要文化財に指定された「釣島灯台附断簡類」の一部です。資料には天候や出来事のほか、外国船の往来やお雇い外国人の動向などが記録されています。海上交通が近代化する様子が分かる、大変貴重な資料です。「明治の最先端」を象徴する品々を通して、急速に近代化を進めていった“明治日本”の姿を感じられます。
 一般公開に先立ち、来月2月19日(月曜日)に報道の皆さんや関係者の皆さんへ内覧会を行い、翌20日(火曜日)9時から第17回企画展を開始します。ぜひ多くの方にミュージアムにお越しいただきたいと思います。

 次に、松山市賃上げ応援奨励金です。
 円安や原材料価格の高騰などで物価上昇が続く中、賃金と物価の好循環を継続させるため、中小企業の賃上げは重要です。松山市はこれまで賃上げの原資になる企業収益を増やすようIT技術や自動化機器などを導入して、生産性を高めるのを支援してきました。さらに松山市独自で積極的に取り組む中小企業に奨励金を給付し、持続的な賃上げを後押しします。
 給付対象は、松山市内に本社または本店がある中小企業や事業所と住所がある個人事業主です。賃上げの対象は、正規従業員と週20時間以上勤務するアルバイトや契約社員など非正規従業員で、正規従業員は基本給を2.5%以上、非正規従業員は時間給などを7%以上引き上げが要件です。対象期間は、令和6年1月1日から令和6年10月31日までで、中小企業と個人事業主に従業員1人当たり5万円、最大で50万円を給付します。
 受付は賃上げの時期が事業者で異なるのを考慮し、2回に分けて行います。1回目は明日1月24日(水曜日)から5月31日(金曜日)まで、2回目は8月1日(木曜日)から11月30日(土曜日)です。松山市ホームページからオンラインで申請してください。インターネット申請が不慣れな方は郵送で受け付けます。給付はそれぞれの受付期間終了後から開始します。また制度に関し、2月7日(水曜日)にオンライン説明会を実施します。その参加者も合わせて募集します。多くの事業者に制度を活用いただきたいと考えています。

 最後に、余土支所の移転と開所式です。
 平成28年に地域からの要望と安全面なども考慮して、余土中学校を移転したのに合わせ、跡地利用で住民の皆さんと協議しながら地区の公共施設を集約し、地域の拠点として一体的に整備を進めてきました。平成29年に余土公民館と余土分団消防ポンプ蔵置所をはじめ、子ども・子育て施設で余土保育園と児童クラブや子ども総合相談センター事務所を整備しました。
 そして来月、余土保育園の南側の跡地に新しい余土支所が完成、移転し、2月5日(月曜日)朝8時30分から業務を開始します。余土支所は、窓口で取り扱う件数が29の支所と出張所の中で令和4年度で7番目に多く、建築から約50年が経過しています。老朽化のためタウンミーティングなどで要望を頂くほか、借地に立地しており、将来的な借地料も考慮して、建替え、移転となりました。
 建物は鉄骨造り、延べ床面積は約200平方メートルで、現在の支所と同規模です。平屋建てにし建設コストを削減するほか、バリアフリー化はもちろん、スペースを広く有効に使えています。
 特長は五つで、一つは、公共施設の集約です。余土公民館や余土保育園などに隣接し、便利になります。二つは、来所のしやすさです。駐車場を現在の6台から11台に増やすほか県道に面し、出入りしやすく安全で、便利になります。三つは、今と同じく会議室を設け、地域の皆さんが会合などで利用できるほか、待合スペースを広くします。四つは、バリアフリー化です。座って手続できる窓口カウンターやオストメイトにも対応したバリアフリートイレをはじめ、配慮が必要な方の駐車スペースと緩やかなスロープを備え、屋内に凹凸が少ない歩行誘導ソフトマットを敷き、高齢者や子ども、車いすやベビーカーが安全に通行できます。五つは、期日前投票所を開設できる環境を整えています。
 業務開始に先立ち、前日の2月4日(日曜日)午後1時から関係者の皆さんと開所式と内覧を行います。一層利用しやすく、親しみやすい支所になるよう業務を進めます。
 説明は以上です。

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