令和6年6月7日「令和6年6月定例市議会補正予算案等」についてほか
更新日:2024年6月10日
※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。
- 日時:令和6年6月7日(金曜日) 午前11時から
- 場所:本館3階第1会議室
- 記者数:15人
【報道資料】子規記念博物館常設展をリニューアルオープンします
(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202406/13933120240524145746.html)
【報道資料】道後温泉本館の全館営業再開に合わせ、子規記念博物館で新しい割引サービスを開始します
(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202406/1398212024060513003.html)
【報道資料】子規記念博物館常設展リニューアル完成内覧会を開催します
(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202406/13933120240522070520.html)
(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/zaisei/yosan/14591120240607.html)
議題
- 「令和6年6月定例市議会補正予算案等」について
- 「子規記念博物館常設展リニューアル」について
会見要旨
それでは本日の議題2件について説明します。
まず本日6月定例会の招集告示を行いましたので、提出を予定している議案に関し、補正予算案の主要事業についてです。今回の補正予算では少子化対策と子育て環境を一層充実させるほか、予防医療を推し進めます。また良好な都市基盤・交通基盤を整備し、インバウンド対策を強化します。さらに大規模災害に備え、安心して過ごせる避難所づくりに取り組むほか、令和7年度に目標年次を迎える長期的水需給計画の改訂に着手します。
まず少子化対策と子育て環境の充実です。現在、出産世帯への経済的な支援は、夫婦ともに29歳以下の世帯に、県市連携で育児用品などの購入や奨学金の返済費用を補助しています。またそのほかの世帯で住民税が非課税の世帯に、松山市独自で同様に支援しています。今回の補正予算では、県市連携の支援対象を夫婦ともに35歳以下の世帯まで拡大します。そのほかの出産世帯で住民税が非課税の世帯は、松山市独自で引き続き支援します。出産世帯への支援をはじめ、ライフステージに応じて安心して子育てができる環境を整え、子どもの健やかな成長を支えていきます。
次に予防医療の推進です。新型コロナウイルス感染症対策で重症化を予防するため、今年の秋冬から希望する65歳以上の方や60歳から64歳で重症化リスクの高い方に、新型コロナワクチンの定期予防接種を開始します。また現在、歯周病の検診は40歳から70歳までの方へ10歳ごとの節目に無償で実施しています。この対象に新しく20歳と30歳を追加します。若者から高齢者まで切れ目なく検診の機会を提供し、歯周病の早期発見、早期治療につなげます。
次に良好な都市基盤・交通基盤の整備です。松山空港の滑走路や松山港の岸壁などを国が整備する費用の一部を負担し、多くの方が利用する施設の安全を引き続き確保します。
次にインバウンド対策の強化です。松山空港の国際線は、ソウル線が今月の1日から10月26日までの間、週7便から12便に増便されました。これまでと同じように県と連携し航空会社や旅行会社を支援するほか、松山空港と道後などを結ぶ無料の送迎バスを運行するなど国際線の利用を促し、さらに誘客します。
そのほか大規模災害の発生時に避難所の安全確認や避難者の受け入れを円滑にするため、愛媛大学や日本防災士会の愛媛県支部、大学生防災士で組織する防災リーダークラブなどと連携して避難所の開設や初動対応の訓練プログラムを作成し、自主防災組織の訓練を推し進めます。また本市の節水型都市づくりの方針などを示す長期的水需給計画が令和7年度に目標年次を迎えるため、計画の改訂に着手します。
以上の補正予算のほか、議案書の別号議案関係では小学校と中学校の校舎などを大規模改修する工事の契約議案などを提出する予定です。
次に子規記念博物館常設展リニューアルについてです。
子規記念博物館は道後温泉本館全館営業再開の時期に合わせ、開館しながら大規模改修を進めています。常設展示室のリニューアル工事が完了し、7月2日(火曜日)10時から内覧会を行い、7月3日(水曜日)9時から一般公開を開始します。リニューアルは平成29年に3階の展示を変更して以来7年ぶりです。
主なリニューアル内容は五つです。一つは、2階の常設展の導入部分を更新します。これまで最初に古代と中世の松山の歴史を紹介していたのを、初めて来館する方にもまず正岡子規に親しんでもらえるよう、子規の紹介を四つのテーマ「生涯」「業績」「家族」「松山との関係」の順で行い、子規が生まれてから34歳でこの世を去るまでを年表でたどるなどし、その後の展示を分かりやすくします。二つは、パネル展示4カ所をタッチパネル式など映像展示に更新します。動画や映像の解説でさらに分かりやすく、また観る方の興味や知識に合わせて知りたい内容が選べ、より深く理解できます。三つは、クイズコーナーを新設します。タッチパネル式で、新しく2階と3階に8カ所設けます。子どもたちがクイズにチャレンジしながら展示を復習できます。3階の俳句を作る体験コーナーはお客さまに好評で、楽しみながら学べる体験型の展示を増やします。四つは、AR機能を搭載した大型モニターを新設します。子規記念博物館のキャラクター「しっきー」の語りと映像で展示を振り返ったり、市内の観光施設を検索できるほか、記念撮影のメニューがあり、AR機能で映し出される背景の中に「しっきー」と一緒に入り込んだような自分だけのオリジナル写真が撮れます。背景は子規にゆかりのある4種類で、子規が夏目漱石と過ごした愚陀佛庵、道後温泉、松山城、坊っちゃんスタジアムの中から選べ、2次元コードをダウンロードすると記念に撮った写真を持ち帰れます。五つは、子規の直筆資料など子規博が誇るえりすぐりの名品を展示するコーナーです。子規博の一番の魅力は子規の一生を物語る多くの貴重な実物資料です。映像や体験型の展示が増え、子どもから大人までより分かりやすく、より楽しみながらご覧いただけます。
そのほか館内全ての照明をLED化し、トイレも全て洋式化します。また展示室内の空調の更新と外壁タイルの補修などを終え、6月末までに外部の足場を撤去します。なお7月以降は、4階の講堂の音響設備や空調とエレベーターなど機械設備を更新し、11月末に全ての改修が完成する予定です。
そして新しい誘客策で、7月11日(木曜日)から道後温泉本館の全館営業再開に合わせ、本館と道後温泉別館 飛鳥乃湯泉で待ち時間が発生した際に発行している整理券をお持ちの方を対象に、常設展を2割引きで観覧できるサービスを開始します。加えて本館改築130周年を記念し、3階の常設展に子規博が収蔵する江戸時代から近代にかけての道後温泉の関連資料を7月3日(水曜日)から公開します。魅力が増した子規記念博物館にお越しいただき、明治時代を代表する文学者で、俳句や短歌の革新に大きな足跡を残した正岡子規に触れ、文化体験をしてもらいたいと思います。
説明は以上です。
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