令和7年5月27日「松山市駅前整備」についてほか

更新日:2025年5月28日

※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。

  • 日時:令和7年5月27日(火曜日) 午前11時から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:15人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202505/sinsinaidensya.html)

議題

  • 松山市駅前整備について
  • 令和6年 松山市観光客推定について

会見要旨

 それでは本日の議題2件について説明します。
 まず松山市駅前整備についてです。少子高齢化が進む中、松山市は公共交通をはじめ、歩行者や自転車などゆっくりの交通に配慮した「歩いて暮らせるまちづくり」を進めています。
 松山市駅前は花園町通りと銀天街をつなぎ、1日約3万人の乗降客が行き交う市内最大の交通結節点です。公共交通の乗り継ぎの利便性を高め、賑わいを創り出すため、市内電車の乗り場を郊外電車の乗り場に近づけるほか、バスの乗降場を集約し、来年秋の完成に向け広場の整備を着実に進めています。去年2月から東西のロータリーの本格的な工事に着手し、7月に西側に一般車やタクシー乗り場を、10月に東側にバス乗り場が集約され利用を開始しました。現在は市内電車の電停や線路の移設工事を進めており、今年8月24日(日曜日)に、市内電車の始発便から新しい電停の利用が開始されます。郊外電車と市内電車のシームレス化、乗り場が継ぎ目なく近くなり、乗り換えがスムーズになります。
 今後の工事スケジュールは新しい電停の利用開始後、旧電停や線路を撤去し、広場中央の大屋根やタクシー乗り場の上屋を設置するほか、歩道の石張舗装や交流広場の整備に順次着手し、工事完了は来年秋の予定です。交流広場にベンチや緑を配置して待ち合わせや休憩スペースに利用できるようにするなど、さまざまなイベントで使えるよう空間整備を進めていきます。工事期間中は駅利用者や周辺の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
 合わせて、市駅前商店街は広場沿道の景観を良くするため、ファサード整備を進め、去年11月に工事が完了しました。花園町西通り商店街は令和5年11月にアーケードを撤去し、去年4月に景観まちづくりガイドラインを策定し、地権者やテナントの皆さんと協議を重ね、今年の4月からファサード整備の設計に着手しました。これからも官民が協力して、魅力のあるまちづくりや賑わいを創り出します。

 次に令和6年松山市観光客推定についてです。 
 令和6年に松山市を訪れた観光客は600万3,900人と推定され、前の年と比べ44万8,400人増え、過去2番目に多かったコロナ禍前の令和元年以来、5年ぶりに600万人台まで増加しました。多くの関係者の皆さんのおかげで、感謝を申し上げます。また外国人観光客は53万5,300人と推定され、これまで最も多かった令和元年の22万8,100人を大幅に上回り、過去最高を更新しています。そのほか主な観光施設の入込客が約304万6,200人、宿泊者数は市内全体が約260万7,900人、道後地区が約76万9,300人、観光客推定消費額は843億8,384万円です。道後温泉本館の全館営業再開や松山空港発着の国際定期路線の運航再開や増便で、松山への旅行需要が増えたなどが要因と考えています。
 道後温泉本館は、保存修理工事を開始してから去年7月、約5年半ぶりに全館で営業を再開し、「飛翔の間」と「しらさぎの間」の2部屋を新しく貸切室で利用を始め、また全ての休憩室や脱衣室に冷暖房機器を設け、浴室や洗面台のアメニティーを充実させるなどサービスを向上し、満足度を高めました。また道後温泉別館 飛鳥乃湯泉は、去年12月末に入館者150万人を達成し、道後温泉3館でのおもてなしや道後温泉の活性化が評価され、観光経済新聞社が主催する、第38回「にっぽんの温泉100選」で過去最高の2位に選ばれています。
 インバウンドは、円安の影響などで訪日旅行需要が増え、松山市でも松山空港発着の国際定期路線で台北線が3月に運行を再開し、ソウル線と釜山線がそれぞれ増便されるのに合わせ、外国人観光客を対象に独自の助成や現地の旅行会社へプロモーションを実施し、松山の認知度を高め、誘客するとともに、まつやまインバウンドボランティアガイドでおもてなしなど受け入れ態勢を整えました。
 加えて広島地域の自治体や交通事業者などと連携し、初めて東京で観光商品説明会を開催したほか、観光交流都市協定を締結している別府市と協力し、松山と別府を周遊するテストツアーを行い、首都圏をはじめ大都市圏の旅行会社にエリアをまたいだ新しい旅行商品の造成を促しました。こうした取り組みで前の年を大幅に上回る観光誘客ができたと考えています。
 4月13日には大阪・関西万博が開幕するなど、インバウンドをはじめ観光需要が高まっています。万博を契機に、認知度向上や誘客促進など、引き続き積極的に観光施策を展開していくのが重要です。そこで大阪観光局と全国の温泉地の首長らで設立した温泉ツーリズム推進協議会や、西日本の自治体などが参加する西のゴールデンルートアライアンスで、来場者の増加が見込まれる会期後半に、万博会場にブース出展し、道後温泉の足湯体験コーナーを設けたり、松山城をはじめ観光素材や魅力をPRするなど、広域に連携して観光プロモーションを実施します。また広域観光戦略「瀬戸内・松山」構想を軸に、関西から新幹線で広島に訪れる 国の内外の観光客を宮島、広島、呉と松山を結ぶ海のルートで誘客します。
 インバウンドでは、7月3日(木曜日)から上海線が運航を再開し、釜山線の新規就航を含めコロナ禍前の国際定期路線全てが再開されます。愛媛県などと連携してプロモーションを強化し、直行便の利用や市内周遊を促すとともに、欧米豪など国内を広域に周遊する外国人観光客に松山への誘客を推し進めます。
 加えて、写真家で映画監督の蜷川実花さんを招き、「蜷川実花 with EiM×道後温泉 DOGO ART」を10月10日(金曜日)から令和9年2月28日(日曜日)まで約1年5カ月にわたって開催し、道後温泉の魅力に一層磨きをかけ、これまで以上に松山のファンを増やし、道後のまちに賑わいを創り出します。
 これからも松山にお越しになられた方に楽しんでいただき、また来たいと思ってもらえるよう満足度を高めていきます。
 説明は以上です。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

秘書課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館3階

本文ここまで

サブナビゲーションここから

記者会見

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

サブナビゲーションここまで