令和6年8月30日「令和6年9月定例市議会補正予算案等」について

更新日:2024年9月2日

※この動画は、松山市長記者会見の冒頭(市長説明)を掲載しています。

  • 日時:令和6年8月30日(金曜日) 午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:12人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/zaisei/yosan/14591120240827.html)

議題

  • 令和6年9月定例市議会補正予算案等について
  • 台風10号について

会見要旨

 本日の議題の前に、台風10号の状況ですが気象庁の予報では今日の夕方から夜遅くにかけて愛媛県に最も接近する見込みです。明日の午前中にかけては線状降水帯が発生する可能性もあります。松山市では8月28日(水曜日)夕方4時5分に清水公民館を、夕方5時から市内全域で46カ所の公民館など合わせて47カ所の自主避難所を開設しています。暴風や高波、高潮、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。またホームページや防災ポータル、マイ・タイムライン防災アプリなどで防災気象情報や避難情報などをお知らせしていますので、最新の情報を入手して早め早めの行動をお願いします。身の回りで異常を感じたら、市からの避難情報を待つことなく直ちに避難してください。

 それでは本日9月定例会の招集告示を行いましたので、提出を予定している議案に関し補正予算案の主要事業について説明します。今回の補正予算は、引き続き大雨で被災された方々を支援し被害を復旧するとともに、防災・減災対策を全力で推し進めます。またMICE誘致とインバウンド対策を強化するほか、農業を振興します。
 まず大雨被害への支援と復旧です。これまで7月19日(金曜日)に専決処分を行い、被災された方や事業者の方に無利子の融資制度を松山市独自で設けたほか、全壊した家屋を公費で解体し土砂を撤去する費用など6億6,350万円を緊急に予算措置しました。加えて8月9日(金曜日)の臨時会で被害に遭われた方々に追加で見舞金を給付し、応急復旧工事費用など2億3,800万円を予算化したのに、9月補正を合わせ総額9億7,363万3千円になります。
 今回は土砂災害で避難されている方々の住まいを続けて確保するため、民間の宿泊施設や賃貸住宅を生かし支援します。期間は東日本大震災など全国の他市の事例から、住宅の建替えや修繕の期間などを考慮し入居から1年、時間がかかる場合はさらに1年延長し最長2年間の予定です。また国の補助金を活用し、大雨で被害を受けた山間部の市道を迅速に復旧します。加えて史跡松山城跡樹木管理計画で令和7年度に予定していた登城道周辺の整備を前倒しし、樹木の状況に応じて剪定や伐採するなど適切な管理を推し進めるとともに、引き続き文化庁や愛媛県と連携して、計画全体の期間の短縮を検討し一層の安全確保に努めます。
 次に防災・減災対策の推進です。災害用のトイレカーを3台導入し災害が起こった際、避難所の衛生環境を高めます。平常時はイベントで展示するなど防災意識を啓発するほか、他の自治体が被災した時、要請などに応じて派遣します。令和7年度中の整備に向け、債務負担行為を設定し必要な準備をします。
 また木造住宅の耐震診断や耐震改修への補助申請が増えており、関係経費を追加で補正するとともに、地域防災を担う消防団の車両更新に必要な債務負担行為を設定するなど、安全で安心して暮らせるまちづくりを推し進めます。
 次にMICE誘致とインバウンド対策の強化です。企業が行う会議や研修旅行をはじめ、国際会議やイベントなどをさらに誘致するため、主催団体や旅行会社が参加する商談会などで誘致活動を行うほか、企業の会議や研修などで生かせる旅行商品を開発し、松山市への集客効果を高め交流人口を拡大します。
 また松山空港の国際線は釜山線と台北線が増便されます。現在週3便で運航する釜山線は9月16日(月曜日・祝日)から週5便に増便され、10月27日(日曜日)からさらに1便増の週6便に、台北線は同じ10月27日(日曜日)から週2便の運航が週3便になります。引き続き県と連携し航空会社や旅行会社を支援するのと合わせ、松山空港と道後などを結ぶ無料の送迎バスを運行するなど、国際線の利用を促し一層誘客します。
 次に農業の振興です。野菜の栽培や有機農業の生産性を高めたり、作業を省力化するためトラクターや農業用ハウスなどを導入するのに補助します。
 そのほかスペシャルドラマ『坂の上の雲』の再放送に合わせて記念シンポジウムを開催するなど、この機会に『坂の上の雲』と松山の魅力を広く発信し観光誘客などを進めます。また現在、可燃ごみとして収集している製品プラスチックのリサイクルに向け実証事業を実施するほか、市民生活に関連が深い道路や水路、農道の整備など市単独の公共事業を推し進めます。以上の補正予算のほか、議案書の別号議案関係では松山市手数料条例の一部改正にかかる議案などを提出する予定です。
 また今回の補正予算案とは別に、城山の土砂崩れで被災した方々ができるだけ早く元の生活に戻れるよう、被害を受けた建物などを原状に回復するための(仮)生活再建金の給付を検討しています。被害状況に応じて対象費用を算出するため現在、準備を進めており、来週中に被災者の皆さんに調査への協力をお願いする文書をお送りする予定です。制度や予算案など詳細が決まりましたら議会に提案したいと考えています。

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