令和3年3月25日　新型コロナウイルス感染の確認について

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭（市長説明）のみを掲載しています。

• 日時：令和3年3月25日（木曜日）　午後4時30分から
• 場所：本館3階第1会議室
• 記者数：11人

• 新型コロナウイルス感染の確認について

　それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
　昨日は既存事例51名、新規事例4名、合わせて55名の感染を確認し、本市での累計は843人になりました。感染された方にお見舞いを申し上げ、また1日も早い回復をお祈りします。深刻な状況と受け止めています。
　先ほど知事から特別警戒期間への切り替えが発表されました。繁華街での感染を市内全域に拡大させないため、市民の皆さんと一丸になってこの事態を乗り越えたいと思います。
　まず、飲食店を利用する際には次の2点をお願いします。一つ、接待を伴う飲食店や深夜営業の飲食店の利用は今は極力控えてください。二つ、これらの飲食店を利用した方で体調不良を感じる場合は直ちに外出を控え、医療機関を受診してください。
　またこうした飲食店に限らず、会食で必ず守ってほしい3点は、一つ、座席の間隔を確保、従業員がマスクを着用、消毒液の設置、換気を徹底など感染対策が徹底されているお店を選んでください。二つ、参加者は2週間以内に深夜に及ぶ繁華街での飲食や五つの場面に該当するような感染リスクの高い行動がないことを確認してください。三つ、当日体調不良者がいないことを確認してください。そのほか日常的な会食の人数は基本的には4人以下としてください。職場の送別会や歓迎会など恒例行事でやむを得ず5人以上になる場合は先ほどの3点を必ず守り、毎日顔を合わせている人と席の間隔を十分に空けて、大声を出さない。羽目を外さない。長時間の飲食を避けて2時間以内になどの感染防止対策に十分に気を付けてください。
　またお花見はこれまで宴会やカラオケを避けるよう伝えていましたが、松山市内ではシートを敷く、ベンチに座るなど着座しての飲食を禁止とします。これから本格的なお花見シーズンを迎える中ですが感染状況を考慮し、皆さんの安全を守り、感染の拡大を防ぐためご協力をお願いします。

　次に、昨日の感染状況です。既存事例の51名のうち43名は繁華街クラスター関係です。本市では合わせて86名の陽性、内訳は従業員や利用者などが79名、店以外は7名になりました。また20代が66名、30代が11名でクラスターの約9割を占めています。
　昨日からクラスター事例で家庭内や生活上の接触と推測される感染が見え始めています。若い世代の皆さんは家庭内や友人間でさらに感染を広げないよう、「自分たちの世代で感染が広がっている」「感染拡大を食い止めることができるかどうかは自分たちの行動にかかっている」と認識を持ち感染予防策の徹底をお願いします。
　昨日までに10カ所の飲食店の店舗名を公表し、利用した皆さんに早急に検査を受けていただくよう呼び掛けました。昨日は松山市保健所に100件を超える連絡や問い合わせがありました。店舗の利用状況などを伺い、必要な検査につなげています。
　呼び掛けている飲食店は、まず、二番町の3店舗、「スタート」、「QP」、「バージョーカー」です。次に、三番町の5店舗、「クラブ神楽」、「クラブ神楽LUSSO」、「ナインステイツ」、「バーアバウト」、「バーデンジャー」です。これらに加え、昨日新しく追加して呼び掛けた2店舗はいずれも二番町で、「バーイルエイト」、「クラブラグゼ」です。
　今月3月9日（火曜日）以降、これらのお店を利用した方は濃厚接触者になる可能性が高く、症状の有無にかかわらず、直ちに自宅待機し、最寄りの保健所に連絡してください。「愛媛県と松山市が保健所への連絡を呼び掛けている繁華街クラスターの関係」と伝え、保健所の指示に従い検査を受けてください。加えて家庭内感染にも注意する必要があります。特に医療・福祉関係者と同居されている場合は保健所に相談し、家庭内で必要な感染防止対策をお願いします。また3月8日（月曜日）までにこれらのお店を利用した方も念のためご自身の健康状態に注意してください。
　これらのお店は地域へ感染を広げないため、店名の公表に同意してくれました。心から感謝を申し上げます。個人や店舗への誹謗中傷は絶対にしないようお願いします。
　これまでに公表している10カ所の飲食店に限らず、飲食店の従業員の方や利用客の皆さんで体調不良がある場合は速やかにかかりつけ医を受診するか、受診相談センターや保健所に相談してください。

　そのほか新規は4事例で4名が陽性でした。本日公表した中に福祉関係者1名、学校関係者5名が含まれているものの、松山市立の学校への影響はありません。さらに感染が広がることがないよう、今後も愛媛県と連携し、幅広く検査を行い、感染状況を早期に把握し、囲い込みに全力で取り組みます。
　以上です。