令和2年10月27日 「第1回SDGs提案グランプリへの応募」について

更新日:2020年10月28日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和2年10月27日(火曜日) 11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:10人

議題

  • 第1回SDGs提案グランプリへの応募について

会見要旨

 それでは、第1回SDGs提案グランプリへの応募について説明します。
 松山市は、今年7月17日に内閣府から「2020年度SDGs未来都市」と「自治体モデル事業」に選定されました。四国で両方に選定されるのは初めてのことです。SDGsの達成に向け、高いポテンシャルを持つ都市を「SDGs未来都市」に、また中でも特に独自性が高く、先導的な提案をした都市は「自治体SDGsモデル事業」とし、最大で3,000万円の補助金が交付されます。
 本市では、7月末にモデル事業の中心になる「松山市SDGs推進協議会」を94団体の皆さんとスタートさせ、8月末には会員団体向けのSDGsの勉強会「まつやまSDGsカフェ」を開催しました。その後もSDGsに関心が高い団体の皆さんの入会が続き、9月末時点で113団体になっています。
 また10月24日(土曜日)、25日(日曜日)には、第1回SDGsフェアが環境フェアと合わせて開催され、会員団体が取り組んでいる消費者目線でのSDGsの理解や「食」をテーマに親子でできることなどを紹介し、市民の皆さんにSDGsを周知しました。

 そうした中、本市ではSDGsを推し進めるため、国内最大級のオンラインSDGsイベント「SDGsオンラインフェスタ」で開催される「第1回SDGs提案グランプリ」にエントリーしています。
 提案分野は、ANAホールディングスさんが募集した「SDGsに関連した目的や価値を持つ関係人口を増やすような団体旅行」部門です。本市は、SDGs未来都市のテーマを「みんなを笑顔に“観光未来都市まつやま”~瀬戸内の島・里・山をつなぐまち~」としており、今回のグランプリに提案した団体旅行のタイトルは、「子どもたちの第2のふるさとを創造するサステナブル・ツーリズム」です。
 その内容は、温暖な気候や忽那諸島をはじめとした豊かな自然に恵まれた本市には、これまで地域の中で育まれた独自の自然・文化・食などさまざまな地域資源があります。これらの地域資源を生かし、「子どもたちが成長を実感できる旅」、「また帰ってきたくなる旅」を提供するものです。

 具体的には、「みかんの島」として知られる中島で、子どもたちがみかん農家からおいしいみかんを作る工夫や苦労、思いを聞きながら収穫体験をし、農林水産業の大切さや自然の偉大さ、恵みへの感謝を学びます。
 また美しい海岸線が続くビーチでは、今年7月にオープンした新しい交流施設「ほしふるテラス姫ケ浜」を拠点に、投げ釣り体験や海岸清掃体験の後、新鮮な魚介類を食べてもらい海の豊かさの価値を実感するほか、樹齢1000年を超える木々や多くの動植物から自然保護の意識を醸成します。そして夜には都会では見ることのない星空を見上げ、気候変動への対策の重要性を学びます。
 そして体験した自然を守りながら生活を豊かにする技術であるE-bikeやグリーン・スロー・モビリティに試乗し、エネルギーの地産地消を理解するとともに、瀬戸内海に面した古い港町の風情が残る三津浜地区では、古民家など既存ストックを活用したまちづくりについて学び、空き家などの社会課題をチャンスに変える意識を育てます。
 こうしたコンパクトな島やまちの特性を生かした独自のサステナブル・ツーリズムは、旅に「+(プラス)」される価値を高め、その目的であるSDGsに協働で取り組むことの重要性や仲間の大切さを学び、松山をまるで第2のふるさとのように感じられる関係人口を創り出します。

 松山の文化を未来へつないだ先人、正岡子規は「真砂なす数なき星のその中に吾に向かひて光る星あり」という短歌を詠みました。人は旅を通じて、その土地の人々や文化と交流し、新しい発見をします。松山だからこそできる「本物の体験」、「将来に生きる体験」を通して、子どもたちが未来に輝く無限の可能性の中から「吾に向かひて光る星」を見つける、そんなサステナブル・ツーリズムを実現したいと思い提案しました。
 結果は、今週末10月31日(土曜日)に開催される「第3回SDGsオンラインフェスタ」で発表されます。こうした機会に、松山の魅力を全国の皆さんにPRしたいと考えています。
 説明は以上です。

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