令和2年5月23日　新型コロナウイルス感染の確認について　（松山市10事例目関係）

※この動画は、松山市長　記者会見の冒頭（市長説明）のみを掲載しています。

• 日時：令和2年5月23日（土曜日）　午後4時30分から
• 場所：本館3階第1会議室
• 記者数：11人

• 新型コロナウイルス感染の確認について

　それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
　医療機関での集団感染、本市10例目の事案に関連して新たに1名の陽性が確認されました。市内の高齢者施設に入居されている、80代女性です。本市での感染者は60名になりました。感染された方にお見舞いを申し上げます。また1日も早い回復をお祈り申し上げます。医療機関や福祉施設など現場の最前線でご対応いただいている皆さまには、心からの敬意と感謝を申し上げます。これまでと同様、感染された方にはプライバシーに配慮して感染の事実を公表することにご理解をいただき、本日公表します。

　5月12日（火曜日）に当該医療機関を退院し市内の高齢者施設に入居された方が、5月13日（水曜日）のPCR検査で陽性が確認されました。この退院患者と同じ高齢者施設に入居されている方のうちお一人に5月18日（月曜日）から咳の症状が現れ、その後も咳や喉の痛みが続いたため22日（金曜日）にPCR検査を実施し、同日午後8時頃、陽性が確認されました。ご本人は5月12日（火曜日）に施設に入居された際に接触があった可能性があるものの、退院患者の感染が確認された際の聞き取り調査では、濃厚接触者には該当しませんでした。この時はその他の入居者4名と施設の職員10名を濃厚接触者とし、この14名はこれまでのPCR検査で陰性を確認しています。現在入居者3名には引き続き施設内で待機していただき、職員10名と一時的に帰宅している入居者1名には自宅待機を要請しています。また、濃厚接触者以外にも必要に応じてPCR検査を実施しており、これまでに症状が現れた入居者1名と関係者1名の陰性を確認しています。今回陽性が判明した方も同じように、症状が現れたため検査を実施し陽性が確認されました。このような状況ですので、高齢者施設の入居者と職員の行動歴を改めて調査しています。この方は基本的に施設内で過ごしておられ、海外や県外へは行かれていません。退院された方が入居した5月12日（火曜日）以降面会者はおらず、高齢者施設の外部の方との接触はありません。昨日感染症指定医療機関に入院されています。現在症状はありません。
　重症化しやすい高齢者が多数入居されている施設ですので、当該高齢者施設の感染状況を確認するため、本日入居者44名全員と職員のうち退院された方の濃厚接触者として自宅待機となっている10名を除く27名のPCR検査を実施する予定です。現時点で体調不良を訴えている方はおられません。
　先の医療機関での集団感染事例に引き続き、私から知事に全面的な支援を要請しました。今後も愛媛県と連携し、積極的な疫学調査や健康観察などで感染状況の把握に努め、適切に対応していきます。

　市民の皆さんには感染拡大の防止にご協力いただいている中、重ねてお願いします。引き続き気を緩めることなく、特に感染の拡大を回避する行動で、

　一つ目、うつらないよう自己防衛をお願いします。こまめな手洗いや定期的な換気などに心掛けてください。また、十分な栄養と休養で健康管理することも重要です。

　二つ目、うつさないように周りに配慮をお願いします。自らが感染しているかもしれないという意識を持ち、咳エチケットを徹底するほか、会話では一定の距離を保つなど、配慮をしてください。体調が悪い時は自宅で安静に過ごしてください。

　三つ目、県外の移動自粛と3密回避をお願いします。感染拡大地域をはじめ、帰省、旅行、出張など都道府県をまたいだ移動は避けてください。接客を伴う飲食店などは特に注意が必要です。密閉、密集、密接の「三つの密」のある場への外出は控えるほか、買い物に出掛ける際は人数を最小限に絞り、混雑時を避けてください。

　感染拡大の防止にご協力いただきますようお願いします。説明は以上です。