令和2年8月1日 新型コロナウイルス感染の確認について (松山市12事例目/松山市13事例目)

更新日:2020年8月1日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和2年8月1日(土曜日) 午後4時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:8人

(http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202008/honbu20200801.html)

議題

  • 新型コロナウイルス感染の確認について

会見要旨

 それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
 昨日7月31日(金曜日)、20代の男性3名の陽性が確認されました。本市12例目と13例目で感染者は70名になりました。感染された方にお見舞い申し上げます。また1日も早い回復をお祈り申し上げます。感染された方にはプライバシーに配慮して感染の事実を公表することにご理解をいただき、本日公表しています。
 まず12例目は会社員の方です。
 7月22日(水曜日)から26日(日曜日)にかけて大阪府に滞在していました。7月26日(日曜日)大阪から松山まで航空機で移動し、空港から自宅までは職場の同僚の車で帰宅しています。翌日7月27日(月曜日)に喉に違和感を覚え、29日(水曜日)には咳と喉の痛みが、30日(木曜日)には39.3℃の発熱と倦怠感も現れたため帰国者・接触者相談センターに連絡し、昨日31日(金曜日)に帰国者・接触者外来で検体を採取して、午後9時頃PCR検査で陽性が判明しました。この方は、7月27日(月曜日)から30日(木曜日)まで出勤しているものの自転車で通勤し、仕事中は常時マスクを着用され感染防止に努めていたと聞いています。発症前2週間に海外へは行かれていません。現在症状はありません。本日指定医療機関に入院しました。
 現時点で濃厚接触者として職場の同僚の2名と県外の友人3名を把握しています。職場の同僚2名は自宅待機と健康観察を依頼しており、本日PCR検査を実施する予定です。県外の濃厚接触者は関係する自治体に感染者の情報を提供し、対応を依頼しています。また念のため航空会社に協力を依頼し、近くにいた乗客の情報を確認します。ご本人はマスクを着用しており乗客は濃厚接触者に該当しませんが、保健所から連絡し健康管理に気をつけていただき、症状が現れた場合は必要に応じてPCR検査を実施します。
 次に13例目は2人とも学生で同居のご家族です。
 7月23日(木曜日)から24日(金曜日)にかけて市内で、大阪府の友人と会食するなど行動を共にしていました。7月30日(木曜日)にその友人から「感染した」と連絡があり、PCR検査を受けたという経緯です。
 まず1人目は7月29日(水曜日)37.6℃の発熱と倦怠感が現れ、30日(木曜日)大阪府在住の友人からPCR検査で陽性になった連絡を受け、帰国者・接触者相談センターへ連絡し、昨日31日(金曜日)帰国者・接触者外来で検体を採取して、午後9時頃PCR検査で陽性が判明しました。症状が現れた2日前以降通学しておらず、ほぼ自宅で過ごしていたとのことです。発症前2週間に県外や海外へは行かれていません。現在症状はありません。本日指定医療機関に入院しました。
 現時点では濃厚接触者として同居のご家族3名を確認しており、自宅待機と健康観察を依頼しています。本日PCR検査を実施する予定です。念のため発症の2日前以前に行動を共にした濃厚接触者でない友人3名も、PCR検査を実施することにしています。
 次に2人目についてです。
 7月27日(月曜日)に咳症状、28日(火曜日)に38℃の発熱と倦怠感、29日(水曜日)には発熱に加え喉の痛み、味覚障害が現れました。1人目の方と同様、大阪府在住の友人から連絡を受け、帰国者・接触者相談センターへ連絡し、昨日31日(金曜日)帰国者・接触者外来で検体を採取して、午後9時頃PCR検査で陽性が判明しました。症状が現れた7月27日(月曜日)の2日前以降の行動歴は、26日(日曜日)に松山市内の飲食店でアルバイトをし、27日(月曜日)に通学しています。28日(火曜日)以降は自宅で療養していたと聞いています。アルバイト先ではマスクを着用し、手洗いや消毒などの感染防止対策を徹底していたようです。また学校でもマスクを着用し、座席の間隔を空けて着席するほか長時間の会話を避けるなど、感染防止に注意していたと聞いています。発症前2週間に県外や海外へは行かれていません。現在微熱と咳・喉の痛みがあるものの軽症です。本日指定医療機関に入院しました。
 現時点では1人目の濃厚接触者以外にアルバイト先の同僚1名を濃厚接触者として把握しています。自宅待機と健康観察を依頼し、本日PCR検査を実施する予定です。
 今回一度に3名の陽性が確認されました。保健所では昨晩からご本人に行動歴を聞き取り、また濃厚接触者へ説明などを行っています。引き続き積極的な疫学調査と健康観察を実施し、感染拡大の防止に全力で取り組みます。

 例年であれば夏休みやお盆で実家に帰省したり友人と会食したりされると思いますが、本日公表した事案では現時点で感染源の特定はできていないものの、県外を訪問したり他県の友人と会食された後に発症しています。

 改めて私から皆さんにお願いします。
 全国的に特に首都圏や関西圏をはじめ、多くの感染者が確認されています。夏休みやお盆の時期を迎え、感染拡大地域からの帰省は慎重な検討をお願いします。高齢者や基礎疾患のある家族がいるご家庭は特にご注意ください。潜伏期間を考慮して帰省後2週間程度は健康観察期間とし、人混みを避けるほか3密になりやすい集まりなど行動に留意いただき、感染回避行動の徹底をお願いします。
 市民や事業者の皆さんも、感染が拡大している地域へ出掛けることや遠方から多くの人が集まる同窓会やカラオケなどは、特に注意してください。自分が感染しないように、大切な人を感染させてしまわないように、慎重な行動をお願いします。そして引き続き気を緩めず、感染回避行動を習慣化してください。一つ目、うつらないよう自己防衛をお願いします。二つ目、うつさないように周りに配慮をお願いします。三つ目、密閉、密集、密接の3密回避の習慣化をお願いします。
 説明は以上です。

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