令和2年5月15日　新型コロナウイルス感染の確認について　（松山市10事例目関係）

※この動画は、松山市長　記者会見の冒頭（市長説明）のみを掲載しています。

• 日時：令和2年5月15日（金曜日）　午後5時00分から
• 場所：本館3階第1会議室
• 記者数：13人

• 新型コロナウイルス感染の確認について

　それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
　昨日5月14日（木曜日）にお知らせした本市10例目の事案で、新たに1名の陽性が確認されました。本市での感染者は51人になりました。感染された方にお見舞い申し上げます。また、1日も早い回復をお祈り申し上げます。そして、医療の最前線で頑張っている皆さんに心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。感染された方にはプライバシーに配慮して感染の事実を公表することにご理解をいただき、本日公表しています。
　昨日14日（木曜日）に、この事案で最初に感染が確認された介護職員の男性と松前町の男性を除く18名の濃厚接触者である22名と、発熱など症状があった別の病棟で勤務する職員2名、合計24名のPCR検査を実施し、別の病棟で勤務する20代男性、看護職員1名の陽性、23名の陰性が判明しました。この方は、5月13日（水曜日）に味覚異常などの症状が現れたため、14日（木曜日）、帰国者・接触者外来を受診し、午後9時30分頃にPCR検査で陽性が確認されました。本日、既に宿泊療養施設に入所されています。現在、若干の味覚障害があると聞いています。ご本人はこの2週間、海外や県外へは行かれていません。また、勤務時はマスクを着用し、自家用車で移動した医療機関への受診以外はほとんど外出していません。現時点では、ご家族2名を濃厚接触者として把握しており、速やかにPCR検査を実施する予定です。
　今回、別の病棟から陽性者が確認されました。病院全体の感染状況を確認するためには早急な検査が必要だと考えています。現在、患者とスタッフ全員の検査を実施するよう調整しています。その他、愛媛県から県立中央病院などの医師や看護師を当該の医療機関に派遣していただき、感染対策の指導をいただいています。さらに、厚生労働省からクラスター対策班などが派遣され支援いただくことになっています。医療機関の機能維持と感染拡大の防止に万全を尽くしたいと考えています。

　次に、松山市立の小学校・中学校の分散登校についてです。
　昨日、検査を行った学校関係の濃厚接触者の結果は全て陰性でした。今回、別の病棟から陽性者が確認され、引き続き接触状況の聞き取りやPCR検査を実施しますので、調査が完了し安全が確認でき次第、登校再開をお知らせします。　

　市民の皆さんには、感染拡大の防止にご協力いただいている中、重ねてのお願いになりますが、引き続き気を緩めることなく、特に、感染の拡大を回避する行動で、

　一つ目、うつらないよう自己防衛をお願いします。こまめな手洗いや定期的な換気などに心掛けてください。また、十分な栄養と休養で健康管理することも重要です。

　二つ目、うつさないように周りに配慮をお願いします。自らが感染しているかもしれないという意識を持ち、咳エチケットを徹底するほか、会話では一定の距離を保つなど、配慮をしてください。体調が悪い時は自宅で安静に過ごしてください。

　三つ目、県外の移動自粛と3密回避をお願いします。感染拡大地域をはじめ、帰省、旅行、出張など都道府県をまたいだ移動は避けてください。接客を伴う飲食店などは特に注意が必要です。密閉、密集、密接の「三つの密」のある場への外出は控えるほか、買い物に出掛ける際は人数を最小限に絞り、混雑時を避けてください。

　感染拡大の防止にご協力いただきますようお願いします。
　また、誤った噂や情報に流されず、冷静な対応をお願いします。今は、一致団結して新型コロナウイルスの感染拡大を防止することが最優先です。他の人の行動を非難したり、興味本位で不確かな情報を拡散したりせず、いつも以上に周りの人を思いやる気持ちを意識してほしいと考えています。説明は以上です。