松平定行の霊廟
更新日:2021年4月30日
「松平定行 の霊廟 」について
文化財の区分
愛媛県指定記念物(史跡)
指定(登録)年月日
昭和26年11月27日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市祝谷東町(外部サイト) 常信寺
解説
松平定行(1587年~1668年)は、松山藩松平家初代の藩主で、寛永12年(1635年)、伊勢国桑名から松山15万石の城主に移封せられた。正保元年(1644年)、幕府から長崎警備を命ぜられ、異国船取扱の任に当たった。また久万地域に茶、楮を植えさせ、製茶、製紙等を奨励したのをはじめ殖産興業に努め、創業期における松山藩政の基礎を確立した。万治2年(1659年)、家督を定頼に譲り、東野に別荘(県指定史跡「東野お茶屋跡」)を営み、「勝山」と号して自適の生活に入り、寛文8年(1668年)10月、82歳で没した。
霊廟は、本瓦葺の入母屋造、妻入りの建物で、桁行3間、梁間3間、出組三手先で唐破風をもつ、一部禅宗様をとり入れた江戸時代初期の霊廟建築を代表するものである。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603