木造大暁禅師倚像 1躯

更新日:2012年3月1日

「木造大暁禅師(だいぎょうぜんじ)倚像」について

木造大暁禅師倚像

文化財の区分

愛媛県指定有形文化財(彫刻)

指定(登録)年月日

昭和52年4月15日 指定

所在地及び所有者(管理者)

松山市下難波 大通寺

解説

 大暁禅師は、貞和年間(1345年~1350年)に下難波の大通寺を開山した人である。
 この倚像は、像高62,5cm、頭頂部から裳裾(もすそ)まで89,6cm、重さ7kg、極上質の檜材を用いた寄木造である。頭は首の基部より胸へはめ込む方式で、裳懸(こしかけ)をつけている。内部はくり抜き、玉眼を使用した彩色像である。全体的に丸刀で仕上げられ、その作風は手慣れた手法であり、伊予国における肖像彫刻としては、小形であるが貴重なものである。寺伝によると、南北朝時代の延文2年(1357年)の作といわれている。
 昭和38年(1963年)3月、600回忌を前にして奈良の仏師・大田古朴(こぼく)の手によって解体補修が行われている。

お問い合わせ

文化財課(文化財保護担当)

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6603

E-mail:kybunka@city.matsuyama.ehime.jp

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