絹本及び毛髪地著色 仏涅槃図 1幅
更新日:2012年3月1日
「絹本 及び毛髪地著色 仏涅槃図 」について
文化財の区分
愛媛県指定有形文化財(絵画)
指定(登録)年月日
昭和40年4月2日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市石手2丁目 石手寺
解説
涅槃図は、釈迦の入滅の姿を図絵にしたものである。この図は、絹本の着色で、縦206.5センチメートル、横157.5センチメートルの掛軸仕立の一幅である。
画面の中央に横臥した釈迦を配し、その周辺に摩耶夫人・仏弟子・大衆・禽獣虫魚等が釈迦の死を嘆き悲しむ有様を、また上部には沙羅双樹が描かれている。画絹の一部には女人の毛髪を織り込まれており、当時の人々の信仰心の深さを物語る優れた仏画である。鎌倉時代の作で、剥落している部分もあるが当時の色彩をよく残している。
お問い合わせ
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