経石山古墳
更新日:2021年4月30日
「経石山 古墳」について
文化財の区分
愛媛県指定記念物(史跡)
指定(登録)年月日
昭和32年12月14日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市桑原4丁目(外部サイト) 経石山古墳保存会
解説
松山平野のほぼ中央部を東西に貫流する石手川の南約3kmにある。東方にはかつて三島神社古墳があり、これより南方3.9km地点には波賀部神社古墳が現存する。このほかに北久米には二つ塚とよばれる古墳が存在していた。
洪積台地上に立地する経石山古墳は、主軸方向を西向きにとり、全長は48.5m、前方部全長20m、前方部幅25m、前方部高3m、後円部高5m、後円部直径25mで、墳丘そのものは三島神社古墳よりやや大きい。
この古墳は、三島神社古墳にやや先行する時期が考えられているが、石室構造等は未調査のため不明である。
前方部上に小祠があり、そこには「享和元酉歳六月吉日」と銘記された木板が残っており、それには「妙法蓮華経、如来神力品等二十一・爲悦衆生故桑原村・現無量神力経石山」とあり、古くから神通力のある山としてあがめられていたと考えられる。また後円部の南東中腹には、一字一石と刻んだ碑があることから経塚らしいということで「経石山」という名がつけられたともいわれている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
