伊予源之丞
更新日:2012年3月1日
「伊予源之丞 」について
文化財の区分
愛媛県指定無形民俗文化財
指定(登録)年月日
昭和39年3月27日 指定(無形文化財)
昭和52年1月11日 指定替え
所在地及び所有者(管理者)
松山市古三津町1丁目 伊予源之丞保存会
解説
古く淡路から三津浜地区に伝わった人形芝居である。
古老の言によれば、地域の守護神三穂神社の祭礼に、不景気打開のための余興として、操り芝居を上演することになり、淡路の人形芝居を呼んだ。時代は不詳であるが、享保年間(1716年~1736年)からという。
明治元年(1868年)になって、三津浜の宝来屋新蔵が一座を組織して、宝来座と命名してから次第に地方芸能として定着を見た。明治20年(1887年)以降、大型頭の淡路人形を導入し、大正時代には吉村座、泉座、上村六之丞を併せて、県内各地をはじめ、九州、上海まで巡業していたが、大正12年(1923年)朝鮮巡業に失敗して一時解散状態に追い込まれた。その後、有志によって再興され、昭和10年(1935年)に名称を現在の「伊予源之丞」と改称し、その命脈を引き継いだ。昭和34年(1959年)、愛好者、座員等が一体となって「伊予源之丞保存会」を結成し、地方の伝統芸能としてその保存に努め、現在に至っている。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603