石造 湯釜 1基
更新日:2021年5月6日
「石造 湯釜 」について
文化財の区分
愛媛県指定有形文化財(建造物)
指定(登録)年月日
昭和29年11月24日 指定
所在地及び所有者(管理者)
松山市道後公園(外部サイト) 松山市
解説
この湯釜は、道後温泉の浴槽内の湧出口に設置されていたものである。
直径は166.7cm、高さが157.6cmの円筒形、花崗岩製の湯口である。天平勝宝年間(749年~757年)に作られたと伝えられ、正応元年(1288年)河野通有の依頼により一遍上人が湯釜の宝珠に「南無阿弥陀佛」の6字の名号を彫ったという。享禄4年(1531年)には河野通直が尾道の石工に命じ、胴まわり部に天徳寺の徳応禅師撰文の温泉記を彫らせた。この湯口は、現在の道後温泉本館ができる明治27年(1894年)まで使われたもので、温泉史上貴重なものである。
お問い合わせ
文化財課(文化財保護担当)
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
電話:089-948-6603
