令和3年12月28日 「今年一年を振り返って」

更新日:2021年12月29日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和3年12月28日(火曜日) 午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:13人

議題

  • 今年一年を振り返って

会見要旨

 今年も残すところあと3日になりました。今年も1年大変お世話になりました。変わらず1人でも多くの人を笑顔にするため、市民の皆さん、地域や民間、企業や行政の皆さんと一緒に一つ一つ、一所懸命取り組んできました。
 新型コロナウイルス感染症対策では、総額約364億円、累計で約1,035億6千万円の予算を編成し、ワクチン接種をはじめ、愛媛県と連携し中小企業などへの応援金や飲食店への時短協力金を給付するほか、先週23日(木曜日)から子育て世帯への臨時特別給付金を現金一括で支給を開始しています。また市立の小学校、中学校では、児童生徒約3万8千人全員にタブレット端末を3年前倒しで導入するなど、感染症の影響を最小限に抑えるよう全力で対策をしています。市民の皆さん、事業者の皆さんには感染防止対策の徹底にご協力いただき、心から感謝申し上げます。引き続き市民の皆さんの健康を守る、経済を守るという強い姿勢で、時機を逸することなく対策を推し進めていきます。
 ワクチン接種は、4月12日(月曜日)に高齢者施設で接種を開始し、12月23日(木曜日)時点で満12歳以上の接種対象者の約85.4%の方が2回目の接種を、約86.2%の方が1回目を終えられる予定です。接種が進み、感染者や重症者の減少に効果があり、愛媛県をはじめ松山市医師会、愛媛県看護協会、松山薬剤師会、関係団体の皆さんなど、ワクチン接種に携わられた全ての方々に感謝しています。3回目の追加接種は、12月13日(月曜日)に医療従事者から始まりました。12月17日(金曜日)の厚生労働省の事務連絡に基づき、1月から重症化のリスクが高い入所者が多い高齢者施設などで、初回接種完了から8カ月以上の経過を待たずに接種を開始します。一般の高齢者への追加接種は令和4年2月以降、初回の接種完了から7カ月以上経過した後に実施できると示されました。国の考え方に基づき、本市では2月以降、2回目の接種完了から7カ月以上経過した後に対象者へ接種を行います。接種会場は、前回と同じ個別と集団を予定しており、医療機関や会場を松山市医師会と最終調整しています。予約は、1回目、2回目の接種と同じ方法の予定です。使用するワクチンは、ファイザー社と武田/モデルナ社のワクチンが国から承認されており、選択いただけます。また3回目の追加を実施するのに合わせ、接種期間が来年9月まで延長されました。松山市では、引き続き満12歳になる方や初回接種の方の予約を受け付けています。今後も1人でも多くの方に、できるだけ早く、何よりも安全に安心して接種を受けていただけるようこれまでの実績を生かし取り組みます。

 ことばを大切にするまちづくりでは、10年ぶり3回目の「だから、ことば大募集」を実施し、今年3月表彰式を行いました。コロナ禍で会いたい人に会えない、行きたい場所に行けないからこそ、さまざまな「想い」のこもった「ことば」が生まれました。全国47都道府県、海外10の国と地域から過去最多の22,440点も寄せられ、市民の皆さんを元気づけ、周りの人へ感謝を伝えることばが多くありました。皆さんから頂いた「ことば」は松山市の宝です。ことばで街を彩り、松山に住む人、松山を訪れた人に笑顔と元気を届けていきます。 

 また今年はオリンピックイヤーで、4月には東京2020オリンピック聖火リレーの点火セレモニー、8月にはパラリンピックの聖火フェスティバルを開催し、多くの方の思いが詰まった聖火を無事に送り出すことができました。
 道後温泉本館は、7月から令和6年12月末の完了を目指し、営業しながら後期保存修理工事に入りました。「温泉」という地域資源に「アート」を取り入れ、新しく「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」をスタートし、世界的な画家、大竹伸朗さんが手掛けた本館の素屋根の作品や、写真家で映画監督の蜷川実花さんが飛鳥乃湯泉の中庭の床面や回廊を約230枚の花の写真で装飾するなど、この期間ならではの魅力を発信するほか、子規記念博物館は開館40周年、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉はおとといおかげさまで4周年を迎えました。道後温泉は、じゃらんの「全国ひとり旅で行きたい温泉地ランキング」で全国3位、「もう一度行ってみたい温泉地」では4年連続で過去最高の4位、西日本では1位です。選んだ方の8割以上が「街の雰囲気が好きだから」を理由にしています。

 経済分野では、積極的に企業誘致を行い、楽天保険グループ松山ビジネスセンターや、楽天コミュニケーションズ松山ビジネスサービスセンターが操業を開始し、来年度中には300人規模の雇用になるほか、10月には松山三越がリニューアルオープンを迎えました。

 歩いて暮らせるまちづくりでは、松山市駅前広場の整備に向け、11月に社会実験を行い、交通への影響やにぎわいの効果などを調べました。自動車などの流れで大きな混雑は見受けられず、イベントなどにぎわい創出では通行量が通常時に比べ2倍以上に増え、飲食ブースでは完売する店舗が複数あるなど参加された方からも高い評価でした。今後、社会実験の結果を十分に分析し、商店街やタクシーの関係者、利用者の意見も聞きながら基本設計を取りまとめ、来年着工します。公共交通の乗り継ぎが便利で快適になるのはもちろん、にぎわいの空間ができ、中心市街地をさらに活性化していきます。 

 同じく11月に、全国の中核市の首長が集まる中核市サミットが12年ぶりに松山市で開催されました。2度目の開催は松山市が初めてです。現在、新型コロナウイルス感染症対策は、社会経済活動と両立する段階へ変わりつつあります。会場を分散し座席数を制限するなど、感染対策を徹底して、55市の首長や議員など約450人が参加し、デジタル化やまちづくりに関するさまざまな連携を話し合いました。ポストコロナ時代の明るい未来を切り開いていくため、中核市62市が連携して環境、社会、経済などの分野でデジタルとリアルのバランスが取れた、力強く、持続可能なまちづくりを推し進めます。
 そして11月27日(土曜日)には、平成16年から本市で秋のキャンプを行う東京ヤクルトスワローズが20年ぶりに日本一になり、市民を元気づけ、希望を与えてくれました。
 地域の皆さんと一緒に行ってきたまちづくりは、道後温泉では、ふるさとづくり大賞「総務大臣賞」や「文化ツーリズム賞(長官賞)」、三津地区では、「地域づくり表彰」国土交通大臣賞、防災では、防災甲子園の「ぼうさい大賞」ほかを受賞するなど、全国で高い評価を頂いています。
 来年もさまざまな分野で多くの関係者や地域の皆さんと連携や協働し、明るい話題をお届けしたいと考えています。そのためにも市民の皆さんの安全と生活を守り、本市の地域経済を守るため、引き続き現地・現場を大切に、市民目線を大切に、市民の皆さんにしっかりと寄り添い、継続して新型コロナウイルス感染症へ全力で対応していきます。
 市民の皆さんには年末年始の感染予防をお願いします。国内では従来株に比べて感染力が強い可能性があるオミクロン株の陽性が確認されています。これから年末年始を迎え、帰省やレジャーなどで県外の方と接触が増えるほか、気温が下がり、空気が乾燥してウイルスが感染しやすくなることも考えられます。また第6波の流行も予測されています。市民の皆さんは、正しいマスクの着用、定期的な手洗いと換気など、引き続き感染防止対策を徹底し、少しでも体調が悪い場合は外出を避け、医療機関を受診してください。自分を守り、大切な家族を守り、地域を守るため、市民の皆さんのご協力をお願いします。
 説明は以上です。

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