令和3年10月12日 「みんなの道後温泉活性化プロジェクト」についてほか

更新日:2021年10月14日

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

  • 日時:令和3年10月12日(火曜日) 午前11時00分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:13人

議題

  • みんなの道後温泉活性化プロジェクトについて
  • 松山市プレミアム付商品券事業「買いにいこうや!キャンペーン」について
  • 松山を楽しもうキャンペーン2021「まつやま落語まつり」について

会見要旨

 それでは、本日の議題3件について説明します。
 まず、みんなの道後温泉活性化プロジェクトです。道後温泉本館の後期保存修理工事期間中、道後温泉では温泉という地域資源にアートを取り入れ、新しい活性化策、みんなの道後温泉活性化プロジェクトを実施しています。10月27日(水曜日)から新しく三つの作品を公開します。
 一つは、飛鳥乃湯泉の中庭を写真家で映画監督の蜷川実花さんが装飾する作品、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉中庭インスタレーション」です。蜷川さんには過去2回、道後温泉本館のインスタレーションを手掛けていただきました。今回は飛鳥乃湯泉の中庭の床面と回廊と壁面を、蜷川さん自身が撮影した約230枚の花の写真とオリジナルの提灯2種類で装飾します。屋外の床面に蜷川さんの写真を配置するのは蜷川さん自身初めてで、蜷川さんの作品の中に入り込んだような感覚が味わえます。夜は提灯を点灯し、昼と夜で違った雰囲気を演出します。
 蜷川さんからコメントを頂いています。「またこうして道後温泉と取り組むことができてうれしいです。今回は屋外に作品を展示するということで、花の写真の広場を作ってみました。私自身、花の持つ力に支えられてきましたし、ひどく落ち込んでしまうようなことに直面したときに花を撮ることで己を保てているなと感じることが何度もありました。先の見えない、不安なことも多い世の中ですが、見てくれた人の背中を少しでも押すことができたらこんなにうれしいことはありません。」
 今後飛鳥乃湯泉は、「こころもからだもハダカになって、道後温泉を楽しもう」という意味の「ハダカヒロバ」として、蜷川さんの作品にさまざまなイベントやパフォーマンスを組み合わせ、道後の活力と交流をつくり出します。
 二つは、本館東側広場の東屋振鷺亭をテクニカルイラストレーターの隅川雄二さんが装飾する作品、「道後温泉五如団子」です。だまし絵の技法などを用いた五つの作品で、道後温泉の歴史と保存修理工事の状況を伝えます。保存修理工事期間中ならではの発想で、ユニークなフォトブースとして幅広い世代の皆さんに楽しんでいただけます。
 三つは、ARクリエイターの尾野光子さんの2種類のAR拡張現実のコンテンツです。インスタグラムで本館の又新殿・霊の湯棟を背景に写真や動画を撮影すると、小林一毅さんが制作したシンボルデザインのキャラクターが拡張現実の世界に現れます。ARならではの魅力です。またウェブ上でインスタグラムのアカウントにアクセスするといつでもどこでもシンボルデザインと一緒に写真や動画が撮影できます。若い世代を中心に楽しみながら、SNSでプロジェクトを拡散いただきたいと考えています。
 作品の公開初日は、飛鳥乃湯泉の中庭で道後湯之町検番の芸妓さんが舞を披露するほか、振鷺亭で隅川雄二さんが作品の楽しみ方を紹介するなどアート作品の魅力を伝えます。
 今後も新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しながら、感染状況を見極め、切れ目なくプロジェクトを実施し、保存修理工事と連動して活性化を進めていきます。このような時期だからこそ、時機を逸せず経済の回復策を打ち出し、皆さんと一緒にこの局面を乗り越えていきたいと考えています。
 道後温泉本館の保存修理工事は、皆さんのご協力で、令和6年12月末完了に向け順調に進んでいます。現在事務所棟や神の湯本館棟の浴室など内部を解体しています。新しい素屋根の鉄骨フレームも今月末に設置を完了し、11月ごろから大竹伸朗さんがデザインする素屋根のテント膜を掛け始める予定です。

 次に、松山市プレミアム付商品券事業「買いにいこうや!キャンペーン」についてです。新型コロナウイルスの感染が拡大し、飲食店に営業時間の短縮が要請され、また外出の自粛が長期化するなどで市内経済は影響を受けています。そこで幅広い業種で消費を喚起するため、プレミアム付商品券を発行するほか、地域電子マネー「マチカマネー」を利用しポイントを還元する「買いにいこうや!キャンペーン」を実施します。
 商品券の販売と利用はともに11月1日(月曜日)から12月31日(金曜日)までで、2種類の商品券を発行します。一つは、参加する全ての店舗で利用できるプレミアム率20%の共通券です。500円券12枚が1セットで、6,000円分の商品券を5,000円で購入でき、5万セットを発行します。二つは、地元の中小事業者の店舗限定で利用できるプレミアム率30%の限定券です。500円券13枚が1セットで、6,500円分の商品券を5,000円で購入でき、6万セットを発行します。限定券のプレミアム率30%は、松山市の商品券事業では過去最大のプレミアム率です。
 コロナ禍の中でも地元に根差して頑張っている事業者を特に応援していきたいと考えています。青色が共通券、緑色が限定券で、市内のスーパーや郵便局などで販売します。多くの方に利用していただけるよう購入限度を設け、共通券と限定券を合わせて、1日に1人4セットまでとします。
 また紙の商品券に加え、電子マネーの「マチカマネー」でも支払額に応じてポイントを還元します。還元率は商品券と同じで、全国チェーンなどの店舗では支払額の20%、地元の中小事業者の店舗では支払額の30%です。1回の支払いで還元されるポイントには上限があり、20%を還元する店舗は1回2万円の支払い分までで4,000円の還元、30%を還元する店舗は1回2万円の支払い分までで6,000円の還元が上限です。
 商品券が利用できたり、「マチカマネー」のポイント還元を実施する店舗には、ポスターやステッカーを張っていただきます。市内の幅広い業種の消費を喚起し、経済を早期に回復させるため、プレミアム率の高いお得なキャンペーンです。ぜひご利用ください。参加店舗は現在も募集していますので、多くの事業者に参加いただきたいと考えています。

 次に、松山を楽しもうキャンペーン2021「まつやま落語まつり」についてです。松山市は、俳句をはじめ豊かな文学的土壌のもと、ことば文化を生かしたまちづくりを進めています。俳都松山の礎を築いた正岡子規は、少年時代から寄席に通い、落語に熱中しました。東京では寄席好きの夏目漱石とも親しくなり、二人の交際は始まりました。子規、漱石たちの熱い思いを受け継ぎ、何事にも挑戦し続ける松山の新しい魅力と活力になるよう願いを込め、子規が愛した落語のちからで、人とまちに笑顔を広げていきたいと考え、令和元年から松山市と愛媛新聞社さんをはじめ、民放4社さんなど地元メディアが参加する松山を楽しもうキャンペーン2021実行委員会で「まつやま落語まつり」を開催しています。ことばのちからでまちづくりを進める松山らしい取り組みで、今年も無料の出張落語と有料の全体公演を実施します。
 出張落語は、お二人の落語家が、希望のあった小学校、中学校に出向き、落語を披露します。松山市の未来を担う子どもたちが、日本の伝統的な文化芸術に触れ、また生の落語を聞いて、話芸の魅力や面白さ、人と人とのつながり、人情やユーモアなどを体感し、若いうちからことばの大切さを考える機会になると考えています。市有施設の坂の上の雲ミュージアムでも開催し、子どもたちをはじめ、市民の皆さんが気軽に落語を楽しめる機会をつくり、ことばの魅力を再発見してもらいたいと思います。坂の上の雲ミュージアムの観覧募集は11月の予定で、詳細は決まり次第お知らせします。
 全体公演は、12月4日(土曜日)に松山市民会館大ホールで午後2時から午後4時半までの2時間半にわたり、子規と漱石が友情を深めた寄席の雰囲気を存分に味わっていただきます。出演は、大阪から桂米團治さん、桂米紫さん、桂歌之助さん、桂米輝さんが、東京からは林家正蔵さん、春風亭昇也さんが出演します。落語まつりにふさわしい豪華な顔ぶれです。チケットは今週10月15日(金曜日)から発売します。
 説明は以上です。

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